薫風そよぐ薄暑の空に~恋慕の情が惹き寄せる (外部サイトで読む

冬哉

 18歳で都会へ上京する主人公、夏樹。憧れの地で、会社へ成果を残そうと、必死に頑張る。

 しかし、2年もの間、結果が出せない夏樹へ、遂に辞令が通達される。その内容は、4月の人事異動によって、地方の協力会社へ転勤という事だった。

 その異動によって、苦渋を味わう事になるが、新しい職場の同僚達から温かく迎えられ、結果良かった感じる。そんな日々を過ごし、2ヶ月が経ったある日のこと……。

 妙なきっかけで、夏樹はある女性と巡り逢う。それは前夜、交通事故に遭い掛けた女性を偶然にも助ける。

 だが、その出来事が夢だったのか? 現実なのか? よく思い出せずにいた。そんな思いを胸に秘めたまま、会社へ書類を届ける為に、昨日の場所へと向かう。

 道中、夏樹は前夜の女性を偶然見掛け、その時の状況を聞かされる事となる。そんな事故がきっかけで、お互い意気投合した2人は、同じ時間。同じ場所。同じ想い。そして、同じ安らぎを共に過ごす。

 そのような奇妙とも思える巡り合わせの出逢いや日常の生活に違和感を感じながらも、次第にその女性へ惹かれていく。

 しかし、その想いを伝える事なく、内に秘めたまま、そっと傍で支え続ける。
夏樹はこの出逢いをずっと偶然の重なりのように思っていたが……。

 ある時、必然の出逢いだった事に気付く。そう、それは運命の出逢い……。その事に気付いた夏樹の心は抑えきれず、思いを遂げようとするも……。

 そんな思いとは裏腹に、何かの時が刻一刻と迫りくる――。果たして、夏樹は想いを伝える事はできるのか?

 そうして、ゆっくりと緩やかに、解かれていく糸は、1本の生命線として繋がりをみせる。

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