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第5話 僕は漢の為に頑張るよ! (26)

 でもさ、家の呂布ママと胡軫さんの二人が仲違いせずに、孫堅を撃退して──連合軍を押し返していれば、歴史が変わった可能性もある訳だから。取り敢えずは僕の出来る事を考えても、これといって武が立とか、《《諸葛孔明》》や《《司馬懿仲達》》のように頭が良いという訳でもないし。まあ、何の取柄もない僕自身だから。自分の出来る事を考えても、最初に閣下に嘆願された《《家族》》の和を維持する事──もしも崩れるような事になれば回復する事に専念しようと思う。

 と、いう事だから、取り敢えずは、呂布ママに「あのね、呂布ママ、《《この世界唯一の宝》》ってなぁ~に?」と尋ねたよ。
 するとさ、呂布ママ、又腕を組み考え始めたよ?
 どうもさ、僕が呂布ママを見る限りでは《《この世界唯一の宝物》》は何かを理解していないみたい?

「う~ん、もしかして、呂布ママは。《《この世界唯一の宝物》》を知らないの?」
 僕はね、家の呂布ママに尋ねてみたら。思いっきりの極上の笑顔で「うん、私は良く知らない?」と、あっさり答えてくれたし。沢山の人達がいるのに、何も気にしない素振りで『チュウチュウ』をしながら甘えてきた。

 だからね、僕は、う~ん、困ったちゃんになったよ。『さてさて、どうしようか?』腕を組み悩み始めたよ。
 う~ん、でもね、悩んでも仕方がないし、早くこの場の緊迫したムードを何とかしないといけないと思う。
「ママぁああああああっ! ちょっと、良いかな?」
 僕はこんな感じで、閣下の事を周りの目も気にせずに、閣下と呼ばずに自分の妻として普通に呼んだよ。するとさ、一瞬──『何で今その名で儂を呼ぶー! ここは謁見の間で、公衆の面前だ! ちゃんと場をわきまえろ!』と、でも述べたいような、表情で憤怒しながら睨んできた。

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