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第4話 これがゲームの世界? (2)

 だから僕は、そんな様子の閣下を愛おしく思いながら。彼女の綺麗なシルバーグレイの髪をゆるりと優しく撫でたのだが。

 と、まあ、先程から僕に、閣下と呼ばれているダークエルフの少女だけど。実は先程とは違って、僕自身が彼女に対しての呼び方が変わっている事に、皆さんは気付いたかしら?

 実はね、僕こちらの世界に着てさ、直ぐに閣下に名前を教えてよ?

 と、問い掛けたんだよ。でもね、皆さんの知っての通り、閣下はそれ何処ではなくて、僕とのキスが忙しくて、唇も塞がれた状態だから、中々教えてくれないんだよ。

 でもさ、時が経てば満足をしたのかな?

 まあ、お互いだけど。(笑)

 こんな感じでね、「晋作?」と、尋ねてきたから。

「……ん? なに?」と僕は答えたよ。すると閣下(ママ)は「儂の名前を知りたいと申していたよな?」

 と、尋ねてきたから「えっ? あっ、うん、知りたい……。どの戦姫になるの?」
 まあ、こんな感じで、僕は閣下(ママ)に尋ねたよ。
 僕自身 余り気にした素振りもなく、それよりも先程のファーストキスの余韻が僕の唇に残るから、感動をして呆然としていたの。

 だけどさ、僕はこの後、奥様の名前を聞いて──最初はビックリして、腰が抜けそうになった。

 だってさ、閣下(ママ)は、僕に力強くこう述べてくるんだよ。

「儂の名は、漢の丞相董卓だー!」

 と、だから僕は直ぐに「うそぉ、おおおおおおおおおおおおおおおおっ!」と、大きな声を述べた。

 するとさ、又閣下に僕は「晋作、うるさい! 静かにしろ!」と、注意を受けたよ。本当にね、今日は奥様に何度叱られた事か……。

 でもさ、全く《《董卓》》だという事に、気にはしないけれどね。だって一時的には両手で耳を抑えて僕の身体から離れた閣下だけれど。直ぐに何かを思いだしたような顔をして、僕にひたすら寄り添い甘えてくるよ。閣下(ママ)は。僕自身のモノだと言わんばかりに、しなだれ甘え、自分自身の匂いを擦りつけてきたよ。

 そんな閣下(ママ)の様子を見て──もう僕は、彼女 董卓閣下からは逃げれないし、諦めるしかないと思ったよ。

 だから僕自身も余り気にした素振りもせずに。閣下(ママ)に「あっ、ご、ごめん……」と、述べた。
「うぅん、別に良いぞ……。それよりも晋作、儂の名を聞きビックリとしたか?」

 閣下(ママ)が僕に尋ねてきたから、素直に「うん、かなりビックリしたよ」と、だけ答えたよ。

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