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第2話 出会い! (14)

う~ん、でもね、何故か、|物の怪《・》の彼女を見ても、不思議と、僕自身に恐怖がないの。だから不思議、不思議な、僕なんだよね。

「はぁ~あ、誰がお化けですか、貴方は、とても失礼な殿方ですね? ……それに|私《わたくし》は、お化けではなく、人魚の姫なのですよ、分かっているのですか? 貴方は」

うわぁ~、多分……憤怒していると思う……

ここは洞窟の中で、外は夜で暗闇だから、|物の怪《・》の彼女の顔は見えないけれど。憤怒した怒り声をかなりあげているようだから、かなり御機嫌|斜めだと思うよ。

それに我が一族の御先祖さま達が、代々大切に守ってきた物は、|物の怪の()の巣だと分かれば。
何なんだこれは? と、僕は落胆したし。本当に情けないと思ったよ。

だって|家《うち》の御先祖さま達は、映画やアニメのように、ちゃんと扉に封印をしたり、鍵をちゃんと掛けていなかったんだ。

だからこれからね、日本に迷惑を掛けるかも知れない……

あああ、どうしようかな?

でもさ、人魚は|物の怪《・》の仲間だよね?

だから僕は|人魚《・》の彼女の言い返してやったよ。少し畏怖していたけれど。

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