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第2話 出会い! (10)

「ふぅ、やっと、外に着きましたね……」と、声を漏らした|私《わたくし》では御座いますが……本当に何も御座いませんね?
ただ暗黒の世界があるのみです、扉の外は。これだと辺りの確認も取れません……さてさて、どうしたものかと。思案を始める|私《わたくし》なのですが。
あああ……
と、落胆をしましたが、これだと便も悪いので、魔法を使用しますね──「えぃ!」と、いつた感じで。
すると、あら不思議、|私《わたくし》の指から『ポッ』と、灯が沸いて出ましたよ。(フフフ……)不思議でしょう?
まあ、|私《わたくし》は、人魚なのでこれぐらいの魔法は、使用できるのですよ。
だからどうです? 皆さん凄いと思うでしょ?

よ~し、灯りも、灯ましたし、辺りを確認してみましょうかね? ……どれどれ?

ここは何かの建物だとは思うのですが?

……え~と、床は板張りなのでしょうか?

建物自体は木造建築だと思うのですが?

……ん、あれ?

何か見えますね目の前に?

どれどれ|私《わたくし》、確認を取ってみましょうか?

「きっ、き、き、きゃ、ああああああああああああああああああああああああ!」
「うっ、うわぁ、ああああああああああああああああああああああああ! おっ、お化けが出たぁ、あああああああああああああああああああああ!」

あわあわ……わ、|私《わたくし》びっ、びっくりしました。

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