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第3話 丞相閣下からの誘い? (10)

「そ、そうか、僕なら出来るんだ?」

「うん、お主が、心から儂のモノになってくれるのなら、出来るが」 

「ふぅ~ん、そうか、まあ、僕に一生尽くしてくれるのなら考えていいけれど……」

「そ、そうか、先程も述べたけど、儂はお主に一生尽くすし、寄り添う気でいるよ」

『ウヒョ~、やった~、やった~、やった~よ』僕。思わずさ、大きな声を出して、歓喜をしたい気分だよ。スマートフォンの中にいる彼女の手前、大喜びが出来ない僕なんだ……。

 だってさ、皆さんは、僕の話しを聞き、『えっ? 何故?』と思うかも知れないが。僕はね、女性とのお付き合いは初めての経験でね。それに僕が彼女の妾めかけというか事になってはいるけれど。僕からしてみれば彼女は、僕の嫁になるんだよ。

 だから今の内から彼女に謙遜していたら、この先一生頭が上がらなくなると思うからね。

 まあ、そんな訳もあるから、少しばかり彼女に対して、不本意ではないけれど。ツンとして、少し冷めた素振りをして見せたのだよ。

 でも彼女は怒っていないかな?

 僕はその辺りが、少しばかり気にはなるけれど。……どうかな?
 と、思ってスマートフォンの画面をチラ見してみたよ。それもさり気なくね……。

 すると彼女と僕は直ぐに目が合った。その後は彼女、直ぐに微笑んでくれた。

 いや、本当に良い娘こだねと、本心から思った。そして僕の良い伴侶になってくれそうだとも思ったんだ。





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