バナー画像 お気に入り登録 応援する

文字の大きさ

第4話 人魚の姫さま日本に! (1)

〈ガチャガチャ……〉

〈ガチャガチャ……〉

う~ん、僕は、|家《うち》の家の扉を鍵を開けて──ノブを握り扉を開ける。

「ちょっと、待ってくださいね、お二人とも。足元暗いですから、気お付けてくださいね……。僕が只今明かりを点けますから……」

と、言葉を述べると、姫様が「ん? 明かりですか、新太?」と、不思議そうな声で尋ねてきた。

でも僕は、余り気にもせずに、いつもの調子で「はい、スイッチをいれますね!」と、答えて、先ずは玄関のスイッチをいれた『プチ!』とね。

「あっ? 明るくなりましたね、姫様?」

「えええ、そうですね……」

今度は明るくなったので、美しい人魚の姫様達二人のビックリしている顔が目に入ったよ。

だから僕は、『何故? 』とは、思ったのだけど。まあ、余り気にもせずに、玄関で靴を脱いで──部屋の奥へと進むのだけど。
後ろを振り返って、二人の人魚のお姫様に。
「どうぞお二人とも、家に上がってくださいね……」
と、優しく声を掛けたよ。それも笑顔でね。
するとさ、二人とも、少しばかり緊張をしたような顔をしながら。
「はい、分かりました……」
「では、お邪魔しますね……」
と、言葉を返してきた。
そんな二人の様子を見て僕は、二人とも一人暮らしの男性の家に入るのは始めて何だと直ぐに思ったよ。
だから僕は、そんな男慣れをしていない、初心な二人の人魚のお姫様を見て嬉しくなった。

まあ、実際は先程僕も、女性の部屋に入るのは初めての経験だったから、かなり緊張をしたけれど。雑な姫様の部屋だから、何とか顔には出ずに済んだといった感じだったけれど。

今は少しばかり状況が違うんだよ。ラフィーネさんがいるからね……それにさ、何故だか不思議に思う事があるの?

僕達が異世界の門を抜けてから、ずぅっと、ラフィーネさんが僕の背の服を掴んでいるの。それこそ、僕が彼女から逃げないようにというか? 離れないように? と、いった感じで掴んでいる気がする?

だから僕は、ついついと、背中が気になり、何度か後ろを確認をすると。ラフィーネさん、僕に笑みをくれるんだよね。それもさ、妖艶に『うふ♪』と、いった感じで。僕に対しての呼び方も、姫様みたいに『新太ー! 新太ー!』ではなくて、『あ・な・た』と、新妻みたいに優しく呼んでくれるから。

『何故?』と、思うけれど。まあ、良いか?
と、いった感じで気にしないようにもしているし。僕自身も初めての経験だし、悪い気もしないどころか。お気に入りのラフィーネさんだから嬉しい。と、そんな事を一人でお花畑のように考えていると。

「……ほう、ここが新太! 貴方の屋敷ですか?」

姫様が部屋の中を見渡しながら尋ねてきたので。

しおり