「イリア・トリステン、今日をもってお前との婚約を破棄する」
イリア・トリステンは幼いころに異世界から流れ着いた禁書である予言の書ををひょんなきっかけで読んでしまう。
そして前世では日野薊(ひのあざみ)という人間で、不摂生がたたって早逝してしまったこと。この禁書は前世での乙女ゲーム「フロイライン―剣と魔法と恋―」の設定資料集であること。
自分はその中で予言された伝説の悪役令嬢であることを知る。
「このままでは17歳で断罪されてしまう…!」
そこでイリアは考えた。
この物語に登場しなければいいのだと。
イリアは侯爵家と縁を切り、辺境の魔法使いであるディボと先に暮らしていたカインという少年とともに辺境の森でひっそりと暮らすことにした。
それから12年…17歳となったイリアはこのまま静かに森で暮らせると思っていた。だがそこに王宮からの使者が来て状況は一変し、運命はイリアを悪役令嬢への道へと引き摺りこんでいく。
「私は絶対に諦めない!」
前世で地学を専攻していた知識によってチートとなった魔法力と、前世から得た様々な策略を駆使してなんとか悪役令嬢から抜け出そうとするイリアは、果たして運命に抗うことができるのか!
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語。
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