<山根が思う、友達の条件>
一つ、お互い敬意を払っている。
一つ、少なくとも、週に一回は相手の状況を把握する。
一つ、物の貸し借りはしない。あってもすぐに返す。
一つ、損得勘定は絶対しない。
一つ、その場にいることが自然で、変に気を使わない。
一つ、お互い、伝え合わなくても友達である。
主人公である山根には友達がいなかった。
漫画やライトノベルに良くある、目つきが悪いとか、幽霊が見えるとか、そういう設定もなく、自分では、ごく普通の男子高校生だと思っていた。だから、出来ない理由が分からなかった。
同じクラスで人気者の、森田信一と仲良くなりたいと思いつつも、ただ見ているだけだった。
秋になり、山根はひょんな事から体育祭実行委員を夏目大空というギャルとやることになってしまったのだが……。
――
友達がいない山根の視線から、友人とは何かに切り込んでいく作品です。
……ってほど大げさな話しでも無いなぁ。^^
なんやかんや言って、ワイワイ楽しんでいる主人公を見ながら、ほんのちょこっとでいいので、何かを感じて貰えればと思います。
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