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第5話 盗掘者達の不思議な会話の方法?(2)

 皮製のライダージャケットを上半身に羽織。下半身には、少し色合い。色素がおちたブルーのジーンズを着衣──足には、この世界には無いデザインの先の丸い皮の厚底ブーツを履き。ちゃんと自分が産まれ育った自国。日本の道路交通法違反にならないように、ヘルメット着用をしているマナーの良い好青年のようなのだが。只……。

 そう、彼の跨り駆る近代機械の自動二輪車であるKawasakiZ400FXが装着しているモリワキ仕様のメッキの集合管から放たれる音──。轟音、爆音と言う奴だけは何とかならないものかと思う?

 だって、この時間城の中の、明かり一つ灯されていない漆黒の闇に覆われた。薄暗くジメジメした細くて狭い迷路みたいなダンジョン内の通路で。そんな轟音、爆音をFX400の集合管から放たれると、自身の両耳を己の両手を使用しながら塞ぎたくなるほど煩くて仕方がないのだ。

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