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06


 課長の実家は、昔ながらの感じになっており、落ち着いた造りになっていた。しかもかなり大きい。
 中身も和風で……綺麗にしてあって素敵。
課長のお父様は、何をしている人なのかしら?
 すると課長は、玄関を開けた。あっ……心の準備が!!

「ただいま~」

 すると、しばらくして凄いイケメンがこちらに来た。

「お帰り。誠。この人かな?お前の彼女さんって」

「ただいま。兄貴。
あぁそうだ。宮下菜々子さんって言うんだ」

 か、課長のお兄様ですって?
しかも裕太君のお父様ってことよね?えぇっー!!
 私は、お兄様を見るなら絶句する。
だ、だって課長のお兄様だから似た感じで、凄く怖そうな人を想像していた。

 いや待て、例外にイケメンで甥っ子の裕太君も居る。
少しは、イケメンだったらいいのにって思ったりもしたわね。

 えっと……落ち着いて分析するのよ。 
身長・100。スタイル・100。ボイス・100。
キャラ……見るからに100点で間違いないわ!
 そして重要な顔は、私好みの100点満点。

 トータルは、500満点中……オール500点満点。
で、出ました!?
 私が今まで会ったイケメンの中のイケメン。
オール満点を取れる私好みのイケメンが……ここに。
 すると課長のお兄様が私を見るなりニコッと微笑んでくれた。

「はじめまして。誠……君の彼氏の兄の陸です。   お会い出来て光栄です。ゆっくりして行って下さいね」

 ゆ、裕太君が天使ならあなた様は、神様ですか!?
キラキラした神々しい光が見えるようだった。
 ま、眩しい……そしてイケメン。

「おい、大丈夫か?宮下」

 課長が心配そうに私に言ってきた。
な、何で……。

「何で、課長がお兄様みたいにならなかったんですか!?
 課長もこれぐらい神々しいイケメンだったら私は、こんなにも苦労しなかったのに」

 思わず興奮して課長に思いをぶつけてしまった。
すると課長は、ハァッ?という顔をしてきた。

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