過保護な従者に溺愛される無垢な猛毒令嬢は、愛する皇太子との婚約破棄を望む (外部サイトで読む

蓮恭

「早くあの子もアンタみたいに使えるようになればいいけど。稼ぐようになるのが待ち遠しいね。」

 赤ん坊の時に異国の中年女に攫われた辺境伯の娘シャルロット。

 シャルロット(シャオリン)とイヴァン(シーハン)を攫った女は薬師として店を開く傍らで、異国で古来から伝わる方法を用いて、体の中に溜め込んだ毒を使い依頼をこなす『暗殺者』を使い、様々な暗殺依頼を受けて儲けていた。

 女は見目の良い赤ん坊を攫ってきては、その体液に触れると毒されるほどの猛毒を身体に宿す暗殺者として育て上げるために幾人もの子どもを殺した。

 そしてある日養い子の少年イヴァンに殺されてしまう。

 イヴァンは幼いシャルロットを連れて彼女を元の居場所へと戻すため、シャルロットの父親である辺境伯が訪れているという帝都の騎士駐屯地へと向かった。

 猛毒を身体に宿す辺境伯令嬢シャルロットと、その令嬢を見守る同じく猛毒を身体に宿した元暗殺者の少年イヴァン。
 そしてイヴァンは辺境の地でシャルロット付きの従者として傍に仕えることとなる。


 そしてこの猛毒令嬢に一目惚れして、何とか囲い込んで婚約者となった策士の皇太子と、皇太子のことは好きでも猛毒令嬢が故に皇太子妃など務まらないと考えるシャルロット、皇太子と同じく腹黒の従者イヴァンがドタバタするお話です。



*テーマは少しシリアスなお話ですが、ヒロインのシャルロットは明るく可愛らしい性格で、腹黒の従者とのやりとりは明け透けないので暗いお話にはならないはず、です……

 面白いけれど、涙もあるような話を書きたくて、当て馬好きな友人のために書いてみました。

 ラストは泣けたと感想いただけてとても嬉しいです。

  • 重要なフレーズ

    重要なフレーズ

    シーハン
    シャオリン
    イヴァン
    hellip
    従者イヴァン
    辺境伯
    従者
    帝都
    シャルロット
    辺境伯令嬢シャルロット
    猛毒
    辺境
    皇太子
    猛毒令嬢
    アンタ
    少年イヴァン
    体液
    幼いシャルロット
    赤ん坊

    Web Services by Yahoo! JAPAN

小説を読む(外部サイトで読む)
★と感想

★を贈る

星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。

感想を書く

感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。

通報をする

読者への感謝の気持ち