【完結:怨念シリーズ第3弾】潤一郎~呪いの輪廻~

雨雲模様

怨念=怨みの念(=思い)とあるように、他界された人がこの世に対して良い思いをしていなかったがために、幽霊になってでもこの世に生きる人々に対して怨みの念を晴らすまで永遠と繰り返される呪いの連鎖である。

1974年7月23日午後23時過ぎ、妻と息子達を自らの手で殺害した後、死ぬ間際に8mmフィルムに遺したダイイングメッセージで「俺は小鳥遊を悪魔になってでも復讐を果たしてやる。地獄できっとサタン様が俺のことを見守っていて下さっているだろう。怨念で漲るこの俺に大いなる力を授かるためにはこうするしかなかった。誰かに殺され怨念を抱きながらこの世を彷徨うより、怨念を抱きながら自らの手で殺したほうが、より悪の力が増す。霊の存在は俺は信じないが、本で読んだこの内容だけは俺は信じてならない。俺は死んで悪魔になる。そしてのうのうと生き続ける小鳥遊悟を追い詰めてやる。今迄支えてきてくれた、皆ありがとう。」と言い放った染澤潤一郎。一度は成仏をしたかのようにも見えたが、潤一郎の世間に対する怨みの念はまだ消えてはいなかった。

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