6 フメツノヤエバ
「最近、日本では我が一族がの名が売れているらしいな」
ルーマニアのトランシルヴァニアにあるブラン城で、ドラキュラ伯爵は執事にそう言った。
「どういうことでしょう、伯爵?」
執事は〇〇入りの赤ワインを、ソファーテーブルに置いた。
「日本では『フメツノヤエバ』が有名になっておると聞く。
我が一族の象徴、牙のことでことであろう」
伯爵は妖怪ネットで、裏世界の世界情報を見ている。
『不滅の八重歯』ではなく『鬼滅の刃』だぞ。
伯爵もボケたか・・・。永遠の命にも困ったものだ。
執事は伯爵の勘違いを正そうとはしなかった。
(了)