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恐竜の絶滅

シユタイナーはカオルに優しく言う。

「カオル、大丈夫か、心配になったので来てみた」

カオル

「ありがとうシユタイナーさん」

と力なく言った。

シユタイナー

「カオル、たしかに辛い現実のなか

だ、だが、君は一人ではない、我々は

常に君の味方だ、悩みごとは相談する

とよいだろう」

カオルは泣き止んで言う。

「でも、この現実は非現実すぎるよ、

誰でもこんなものは嫌だし、重すぎ

る」

シユタイナーは「そうだな」と言った。

シユタイナー

「そうだね、カオル、この現実は凄く

思い、出来ればこんな世界はなければ

よいと思う」

カオルは「本当に」と言った。

シユタイナー

「そうだな、本当にそう思う、ヤツら

がこの地球に来なければこんなことに

はならなかっただろうな 」

カオル

「ヤツらって、あのこの間の連中のこと」

シユタイナー

「いや、正確にはちがうな、カオル、

いちおう教えておこう、カオルを抹殺

しようとしている連中の事を」

カオルは耳をふさぎたかったが、ここ

で逃げるわけにはいかなかった。

うんざりしながらシユタイナーの言葉を待った。

シユタイナーは過去の出来事を思い起こした。

シユタイナー

「そもそもカオルを抹殺しようとして

いるのはあの呪いの人形だけではな

い、おおもとはゾロアスター教の暗黒

神アフリマンと言うと存在者だ」

カオル

「アフリマン、ゾロアスター教、なに

それ、でも、詳しく聞かせて」

シユタイナー

「カオル、もともとこの地球は宇宙の

中でも平和な惑星だった」

カオル

「平和、この惑星が、平和、最悪の星

よ、ここは、いろんな人たちはなに考

えてるのかわかんないし、それに毎日

ある国では貧困と差別、戦争を起こし

ているわ、なんでこんなところが平和

な惑星名のよ」

シユタイナー

「たしかにそうだな、カオル、人はい

つまでたっても愚かだ、そしてそのお

ろかさに拍車をかけるものがいる、

全てではないが、アフリマンは人間の

心に介入して、その愚かさの力を増幅

してきた。

彼らは太古の昔に、遥か彼方の宇宙の

空間からこの地球はにやって来たの

だ、彼等が来るまでは恐竜がこの地球

に生息していた、その恐竜たちを絶滅

に追いやったのはアフリマンなのだ

よ、カオル」

カオルはこの途方もない話を聞いて頭

がおかしくなりそうだった。

カオル

「じゃあ、なに、私は恐竜を絶滅させ

るほどの力を持ったヤツと戦うって言

うの、勝てるわけがない」

シユタイナー

「いや、カオル、勝機は十分にある、

お前の持っているそのソロモンの指輪

の力を使えばな、究極神、アフラマズ

ダーを召喚出来さえすれば、勝機は十

分にある。

ただ、並大抵では不可能だがな、その

ために修行してもらわなければなら

ん」

カオルはおかしそうに笑った。

「究極神、アフラマズダー、その神を

召喚させるための修行、無理に決まっ

てる」と言った。

シユタイナー

「そうかもしれんな、だがな、カオ

ル、やってもらわなければならない、

たとえ召喚出来なくとも彼らはお前と

戦うつもりのようだ、逃げるのか、カ

オル」:

カオルは馬鹿げた事だと思ったが、戦

いは避けられそうもない。

「わかった、やってみるわ、でも、期

待なんかしないでね」と言った。

シユタイナーも「ウム、わかった」と

言った。

カオルはポケットからタバコを取り出

すと、一本吸った。

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