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立ち上がる音

バルンジは頭のなかが恐怖で真っ白になった。

早く、一刻も早く、この場から逃げ出さなくてはならない。

頭ではそう思うのだが、身体がまったく動かなかった。

エリウスは常軌を逸脱した笑い顔をしながらゆっくりとバルンジにちかずいた。

バルンジ

「まっ、まて、まて、まて、エリウス、いえ、エリウス様、ちっ、ちがうんた、違うんだ、あれは俺がやったんじゃない」

と苦し紛れに言う。

エリウスは怒号の怒りの顔をしながら大声で叫んだ。

「貴様、この期に及んでまだしらをきるつもりか、私が商人として大成功した時、貴様は俺の富が欲しくて、俺をだまし、ワインに毒をいれただろう、この、ウジ虫め、ゆっくりだ、ゆっくりと存分に恐怖を味あわせて貴様を八つ裂きにしてくれる、観念しろ、バルンジよ」

バルンジは泣き叫びながらその場にひざまづいた。


エリウスはは不気味な笑い声をしながらちかずく。

バルンジは殺されると思った。そして、手を草むらにつくと、鉄のこん棒を見つけた。

バルンジはこの幸運に感謝しながら怯えてる演技をしだした。

バルンジは心の中で「ブァーか、この死に損ないのクソ虫野郎、殺されるのはてめえの方だ、もっとだ、もっと近くに恋」


エリウスはバルンジが密かに鉄のこん棒をを握っていることを知らなかった。

エリウスは勝ち誇りながら罵声を浴びせてついにバルンジのところまで来た。

バルンジはゆっくりと立ち上がると、演技をする。

「申し訳ありません、申し訳ありませんでした、エリウス様、お願いです、お願い、許して、許してください」

エリウスがバルンジの首根っこをつかむと、先程までないて謝っていたバルンジが突然、大声の罵声を出して笑いながら言う。

「エリウス様ー、今度こそくたばり(がれー」

バルンジは全身の力を入れて鉄のこん棒をエリウスの顔面めがけてなんじゅかいも、叩きつけた。

グシヤリと言う音と共にエリウスがだんだん崩れ落ちていく。

バルンジは止めを指すために倒れたエリウスの全身を深く笑いながら叩きつけた。

バルンジは終わると嘲るように言う。
「エリウスー、エリウスー、この大馬鹿野郎、ヒッヒッヒッ、そうだよー、そうなんだよー、俺様があの時、お前にも毒の美味しいワインを飲ませてやった張本人だよー、悔しいかー悔しいかーエリウスー、お前の富はあのあと全部俺様が遊びに使ってやったんだよー、ざまあみやがれ、ばーか」

バルンジはやっと気分が晴れると、ゆっくりとこの場をあとにしようとした。

すうほ、歩き出すと、後ろでゆっくりとなにかが立ち上がる音がする、バルンジは血の気が引きながら恐怖して、ゆっくりと後ろを振り向いた。

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