災禍級魔術師はサイコロを砕く (外部サイトで読む

竜胆マサタカ

 戦場跡の死体を漁ることで生計を立てている戦災孤児ジャック・リンカーは、焼け焦げた魔導書を拾ったことで現代日本人だった前世の記憶を、そしてこの世界が生前プレイしていたゲームの舞台であることを思い出す。

 ゲーム本編開始、すなわち七つの国家の全面戦争が火蓋を切るまで数年しか残されていないことを知ったジャックは、自分から家族を奪った戦争を利用してでもドン底の人生から這い上がり、半ば滅亡が確定したエンディングの回避を決意する。

 けれども長い時間をかけてようやく修得できたのは、人一人倒しきる火力すら持たない最下級魔術と、使いどころが難しい『自分だけの魔術』のみ。

 だがジャックは諦めず、己が持つ現代知識を利用し、取るに足らない『最下級』の魔術を『災禍級』と呼べる域にまで昇華させ、やがて戦場で名を馳せるようになって行く。

 ……その過程でヤバい奴等に目を付けられることになるなど、想像もせずに。

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