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ルシファーは神がいる世界に

つくと神はそこにいた

神はルシファーに気がつくと

いう

(ルシファーか、どうした)

ルシファーは言う

(神よ、最近私はこの調和のと

れた世界が退屈でなりません)



(退屈とな、ふむ、この世界に

住むものたちはみんなそれぞ

れゆっくりとした時中を過ご

しておるぞ、お前は何をそん

なに退屈としておるのだ、退

屈なら誰かと話でもするとよ

かろう)ルシファーは言う

(神よ、そもそもそれが退屈な

のです、私は存在してからい

ろいろなものたちといろいろ

な事を話しました、しかし、

何も変わらないこの世界は私

やある一部の天使たちにとっ

て退屈なのです)

神は言う

(なるほどな、確かにこの調和

のとれた世界はあまり代わり

ばえはないな、しかし、これ

で調和がとれてるのだ、それ

を退屈と言うならお前は何が

ほしいのだ)

ルシファーは言う

(神よ、私はこの世界にはない

もう一つの宇宙を作りたいと

思っております)



(もう一つの宇宙とに、それは

どのような世界だ、ルシファ

ーよ)

ルシファー

(はい、自由意思が存在する宇

宙にございます)



(自由意思、自由意思は暗黒の

力も入るということだぞ、ル

シファー、そんな危険な世界

ではいきるものたちが危険な

事になろう、ならん、新しい

宇宙の創造は認めん)

ルシファー

(神よ、どうしても新しい宇宙

を作るのを認めてはもらえま

せんか)



(ムリじやな、ルシファーよ)

ルシファーは頭を下げて言っ



(分かりました、ではまた)

ルシファーは次元を渡って別

のところに移動した

移動しながらルシファーは考

えた

(何も変わらないこの宇宙で

は、進化もあり得ん、だだ、

この時を無限に存在するだけ

か)

ルシファーはエデンにつく

と、おかのうえに降りたって

考えた

(さいげんなく続くこの世界、

感動も悲しさも、喜びも、辛

さも何も感じないこの世界)

下を見ると神が作り上げた二

人の人間がいた

ルシファーはしばらくその景

色を見ていると思った

(あのものたちは何も考えず、

何も悪いこともない、確かに

それは幸せかもしれないな、

しかし、考える力があると無

駄にいろいろな事を考えてし

まう、神も私に知識や力を与

えなかったら何も考えること

もなく幸せだったかも知れな

い、あのものたちは何も知ら

ないので幸せだな、しかし、

彼らが知恵の見でも食べたら

そうはいかぬがな)

そう思っているとミカエルが

次元をこえて現れた

ルシファーは言う

(ミカエルか)

ミカエルはルシファーに言う

(ルシファー、神から聞いた、

新しい宇宙を作りたいんだっ

て)

ルシファーはミカエルに言う

(そうだな、作りたかったが、

神が許可せん、どうしたもの

かな)

ミカエルが言う

(ルシファー、自由意思はムリ

だな、そんな世界を作ったら

大混乱になる、諦めることだ)

ルシファーは言う

(ミカエルよ、この調和のとれ

た世界は確かに幸せで平和

だ、しかし、私はこの世界が

退屈でならん、この世界は何

も感動がない、すべて同じ現

象しかない、それに疑問を持

ったことはないか)

ミカエル言う

(ないな)

そうか、とルシファーは言っ



ルシファーは考えて言う

(私は何もおきない世界より

も、何か起きる新しい宇宙を

作りたい、その作りたいとい

う事をどうしても諦めきれな

い)

ミカエルが言う

(ルシファーよ、自由意思の存

在するせかいか、しかし自由

意思はそれゆえ最悪の不幸を

作る、そんな不自由な世界を

作ってどうするのだ、下らぬ)


ルシファー

(自由意思は面白い、そこには

様々な価値観が存在する、確

かに不幸も存在するが、それ

もまた、面白い)

ミカエル

(何をバカな事を)

ルシファーは言う

(例えば、あそこにいる人間が

知恵の実を食べたらどうな

る、彼らは知識を得ることで

いろいろな事を知るだろう)

ミカエルは怒りながらルシフ

ァーに言った

(ルシファー、お前まさか、あ

のものたちに知恵の実を食べ

させようと言うのか、正気

か、ルシファー)

ルシファーは笑いながら答え



(いや、もしも食したら大変な

事が起きるな、何せ、あの果

実は考える事が可能になる実

だからな)

ミカエルが言う

(ルシファー、ならんぞ、あの

ものたちを、知識は使い方次

第で地獄を作り出すこともで

きるのだぞ、あのものたちを

地獄へ落とすつもりか)

ルシファーは言う

(いや、まさか、そんなことは

せんよ、なるほど、確かに知

識はその性質ゆえ、持った者

にいろいろな欲求を与えるも

のよな、ま、安心しろ、そん

なことはしないさ)

と言ってルシファーはいく

よ、と言ってまた、どこかへ

と立ち去った

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