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 私は、どうしたらいいのだろうか?
何をどうしたら妖精族と獣族が仲良くなれるのかを考えていた。
 妖精族が嫌いだとハッキリ言われちゃったしな。

 あまりしつこくするのもどうかと思うし
しかし、何かをしないと仲直りが出来ないままだ。
 それに……種族が違うと仲直りしたらダメなの?

「ねぇ……やっぱり妖精族と獣族って仲良く出来ないのかな?
 好きとか嫌いでダメになるのかな?」

 私は、ルイとシンに相談してみる。
すると2人は、驚いたように顔を見合わせた。
 するとルイは、合図を送るようにするとシンは、箸を箸置きに置いた。

「カレン、お前……やっぱり末っ子皇子が好きだろ?」

「えっ……違うよ!! ただ友達として仲がいいだけで」

 好きとかの問題ではないでしょ?この際。
急にそんなことを言ってくるから顔が火照ってしまう。
 するとシンは、深くため息を吐いた。

「まぁ……この際どちらでもいい。
 お前が、獣族の末っ子皇子と仲がいいのかが問題だ。
それも狙われる原因の1つかもしれない」

「そ、そんな……!?」

 じゃあ、仲良くするなと言うの!?
酷い……せっかく仲良くなれたのに。
 私は、2人に反対されるのだと知りショックを受ける。涙が溢れてきた……。

「あ、待て。泣くな……別に反対したい訳じゃない。
 人は、嫌いになるには、何かしら理由が居るが
好きになるのには、理由なんて必要ないと思っている。
 カレンが、そいつを好きならそれでいい。
しかしリスクがあるのを忘れるなと言いたいんだ!」

「……リスク?」

「そう……リスクだ。種族が違うと反対もされる。
批判だってされるだろう。
 それでも自分の気持ちを信じて貫ける強さが必要だ。
カレン。お前は、それが出来るのか?」

 真剣な眼差しでシンは、そう聞いてきた。
私は、その言葉を重く受け止める。
 自分の気持ちを信じて貫ける強さは、私にあるのだろうか?

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