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恐怖を呼ぶ男。

バルンジは女を追いかけるのに夢中で、いつの間にか森の奥ふかくへと迷いこんでいた。

今では湖にどうやっていけばいいのかもわからなかった。

突然「キーキーキー」と不気味な鳥たちの音が辺りに響き渡った。

バルンジは冷や汗をかく。

バルンジはだんだん不安になり、焦りながら女の行方を探した。

かなりの時間様ょっていると、大木を切った切り株に全身黒ずくめのフードをかぶった不気味な男が座っていた。

バルンジは嫌な顔をしながら立ち去ろうとすると、不気味な男が話しかけてきた。

それはのぶとく低い声だった。

「お前さん、あの女の知り合いか」

バルンジは「あの女、まさか、あの裸の女がここを通ったのか」と思って、座っている男に聞いた。

「おい、あんた、もしかしてその女って言うのは、全裸だったかい」

男は言う。

「ああっ、美しい女立ったな、全裸でこの道を通りすぎていったぞ、つい、先程のことだ」

バルンジは笑いながら男に「ありがとよ」と言って、立ち去ろうとした。

しかし、男は低く怒号の声で言う。

「バルンジよ、あの女を追いかけてどうするつもりだ」

バルンジは思わず身震いした。

「なんだこいつ、というか、なんで俺様の名前を知っているんだ、もしかして、知り合いか・・・・・・」

バルンジは恐る恐る男に聞いた。

「あっ、あんた、なんで俺の名前をしってんだ、それともどこかであったことのあるヤツなのか、俺の知り合いか」

男の顔はフードでよく見えなかった。

男は「フッー」といいながら深いため息をついた。

男は言う。

「そうだ、バルンジよ、お前のことはよく知っている、お前のムシズが走る性格もな、忘れたのか、この声を」

バルンジはあっけにとらえながら声の主を思い出そうとした。

数分するとバルンジの全身が震えて、恐怖が走った。

「まさか、まさか、その声、そんなはずはねえ、お前は確かにくたばったはずだ」

バルンジのはわブルブルと震えていた。


男はゆっくりとたちながら低い声で言う。

「ようやく思い出したか、バルンジよ、そうだ、確かに私は苦しみながら死んだ、お前が入れた毒の入ったワインを飲んだ後にな、会いたかった、会いたかったぞ、バルンジよ、私はお前のことを忘れたことなど一度もない、私はお前を地獄へ落とすために再びよみがえったのだ」すると男はゆっくりと分厚いフードをを取った。

バルンジは「ヒッ」と叫ぶと、男の名前を呼んだ。

「そんな、そんな馬鹿な・・・・・お前はエリウス、死んだはずのエリウスじやねえか・・・・・・」バルンジは恐慌状態におちいった。

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