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第5話 僕は漢の為に頑張るよ! (13)

 特に僕が述べるのも変かも知れないけれど。実は割と良く似合っている気がするんだよね、この衣装が?
 それに、僕は男の癖に割と声のトーンが高いと良く言われてきたし。背の方もチビだから、学校のクラスの女子からも、『可愛い可愛い』と、述べられる事が多々あるんだよ。

 だからかな?

 姫様二人は、僕を女性だと勘違いしているのかも知れないね?

「いいや、晋作の見た目は、儂らと良く似てはいるが、"あの人" は、紛れもなく儂らと違う男性と言われる種族で、この世界で唯一の《《宝物》》を持っている男なのだ」

 う~ん、何か良くは解らないけれど。僕がこの世界で唯一の宝を持っていると閣下がそう述べているけれど。一体何のことだろうか?

 僕はね、その事が気になって仕方がないけれど。これだけ周りに沢山の人がいると聞くに聞けないから後で尋ねてみようと思うよ。

 でもね、今の閣下の力説で? 周りの人達がざわめき始めたよ。
 だから(うち)の閣下は凄いなと、思ったよ。素直に流石 漢? の丞相閣下だと思ったよ。

「そ、そうですか……。貴方がそう申すなら本当なのでしょうね? ……劉協はどう思いますか?」
「う~ん、そうですね、弁姉様……。閣下が申すのなら、そうだとは思うのですが? でも……。この者の容姿を見る限りでは、(わたくし)達と変わらない、女性と呼ばれる種族にしか見えませんが?」
「えええ、そうですよね……劉協の申す通り。"わらわ" にも、あの者が女性にしか見えませんから……。閣下に本当に伝説の《《子宝》》持ちだと述べられても、ピ~ン! ときませんね……?」

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