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第3話 丞相閣下からの誘い? (7)

「あっ、あのね?」

「うん、どうした?」

「えっ、えと……えとね?」

「はぁ? どうしたのだ?」

「あっ、あの君……?」

「…………」

『あれ? どうしたのかな?』

 ダークエルフの少女は急に黙り込んでしまったよ。

 だから僕は、スマートフォンの画面の中を『そぉ~っ』と、覗き込んだんだ。すると彼女は腕を組み、僕のを方を見ないでソッポを向いているから。「えっ、き、君どうしたの? 急に黙り込んで?」と、オドオドしながら尋ねたんだ。

 するとね、ダークエルフの少女は、僕に。

「お主が先程から、ハッキリと、モノを申さないから、知らん顔をしているだけじゃ」

 と、拗ねた声で答えてきたの。

 だから僕は、彼女に嫌われたくないから。更にオドオドしながらね。「えっ、あああ、ごめんね」と、答えた。

 ううう……。出来れば、彼女機嫌直して欲しいよ。

 僕は君にそんな態度を取られと、本当に泣きそうになるから。

 本当に許して欲しいから、また口を開こうと思うと。

「うむ、謝るなら仕方がないから許してやろう……。どうだ、儂に述べたい話しは纏まったか?」

「う、うん」

「じゃ、何を儂に尋ねたいのか述べてみよ」

「あっ、あ、うん……。怒らないで、変な事を君に聞くから」

「ん? あああ、儂か?」

「うん、そうだよ」

「別に怒ったりしないよ。お主の事を」

「そう? じゃ、言うね、君って、僕以外に男性の妾か妻はいるの?」

 僕さ、ダークエルフの少女に尋ねたんだよ。先程も何度も述べたけど。過去の事なら大丈夫……。僕ね、過去も現在も含めて、彼女を愛するし、大事にしようと思うんだよ。過去は過去だから……。

 でもね、現在進行形だと、やはり耐える事は僕には無理そうだから。涙を呑みながら彼女との良縁話しを断ろうと思うんだよ。

 と、思いながら彼女の言葉の回答を待った──すると彼女が可愛い薄ピンク色した唇を開き始める。

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