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<第8話> 別人!? そして、


そんな決意をしていると、タマから声がかかった。

『自分のステータスを確認してみるといいニャン。』

「ステータス? そういえば日本に帰ってから確認してなかったけど、何かあるの?」

『あるニャン。』

「え?」

とりあえず、言われた通りにステータスを表示させてみる。



    名称
        アトラス(白耳のマッピー)
    種族
        四つ耳族(猫)
    性別
        男
    年齢
        48歳
    称号
        呪われし行旅人
    職業
        クーリエ
    魔法
        なし
    スキル
        誘掖の地図帳
    ギフト
        守護霊の憑依
    状態
        健康、守護霊の呪い


「あれ? 名前変わってますけど! しかもかっこ書き付き?」

最初の名称でしばし固まった後、気を取り直して順次確認していく。

「種族【四つ耳族(猫)】……、僕は……、人間やめました……。」

「称号【呪われし行旅人】(こうりょにん)? あれ? 前は確か、何とか召喚者じゃなかった?」

「それ以降は……、状態【ややメタボ】が【健康】になってる?」

「……。」

「変化しすぎでしょ、特に名前と種族はどういうこと?」

『呪いの結果ニャン。』

「簡潔な回答、ありがと……。」

(呪いか、でもネコミミ以外実害はないんだよね……。)


しばし呆けた後、”まぁ、しゃーなしだな。”と結論づけ再起動。

それにしても名前まで勝手に変わるとは……。

”アトラス”って、確か”地図帳”? しかもカッコ書きで”白耳のマッピー”って、どんだけ地図押しなんですか!

(”マッピー”って中学の時のあだ名、名前が”チズヤ”だからってつけられたやつ……。)

「名前の後ろのカッコ書きはどういうことか分かる?」

『二つ名ニャン。』

「二つ名?」

『そうニャン。』

「それって、凄いことをしたり、有名になったりした人が周囲の人から呼ばれるヤツ?」

『そうニャン。』

「いやいやいやいや。僕、凄いこと何もしてませんけど。」

『【誘掖の地図帳】保持者は凄いからいいニャン。』

「えぇ~。何か自称偉い人みたいで失笑痛い人になっていそう……。」

(お? 今うまいこと言いましたよ、僕!)

『……。』

タマからは何もリアクションをもらえなかった。

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