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魅惑の双子1

♢♢♢♢♢

腹に一物ありの客人が来りて、楼閣が荒拠と成って居る。何がお着換えだ、俺の服を床に並べて品定めするし、慣れない手つきでキッチンへ立つから大惨事だ。

「いいよいいよ、気にしないでな。何かありあわせでもいいかい?」
「お兄さん、残り物でいいので」
「外垣くんはかわいいなあ。背があるけど」
あいつら仲良し。

「うちはな、英が肉や魚を明日へ残すなと言うんだよ。人としての器が小さいんだなあ、背があるけど」
同じ背丈だろ。

「英がいつもならキーマカレーとか、きのこたっぷりチーズ煮込みハンバーグを作ってくれるのにな、愛想ないなあ」
そういう気分じゃない。ここで作ったらおひとよし。

「生クリーム買って来たからプチトマトのパフェとかさあ」
ぐいぐい来る。

「なあ! 英。お客さんが来たから、空気読んで買い出しに出たお兄ちゃんに対して詫びは無いのか」
「んん?」
「濡れ髪に眼鏡姿のかわいこさんが何をしていたか問うぞ! どうしてお風呂へ入る必要があった、外垣くんまでも! 事後に出くわすとは、兄として憤りを覚える、立つ瀬が無いぞっ」
こういう時こそ、どこぞで泊まれば良かったろうに。

「浴室及びおまえの部屋から不自然に薫るミントッ、お兄ちゃんに嗅がせるなっ。せめてコーヒーの残りを消臭に使え。詮索するぞぅっ」
激怒する郁の腕を取り、顔を近付けて眼鏡を少し上げ「ごめん」と囁けば「ほう!」歓喜しやがる。弱いことくらい知って居る。同じ顔が好きだもんな。

「春の錦のようです、美麗の双子。僕は花見客ですね?」
「後輩、おまえ帰れ」
郁と話し合う、記憶を削除させるために、何でも好きなものを買ってやる。誕生日のプレゼントのお返しがまだだし。
「お兄さんの前だと、本当に甘えん坊ですね。ときめきます!」
「だから帰れ」
あ、いつの間にそのニットを着たんだ。郁からのプレゼントだが、選んだのは、あの人だから捨てられずに置いてあったはず……。
「お借りして居ます。お気持ちはお察ししますよ、僕が貰い受けてもいいです」
「そこまでしなくていいから」
すると外垣が『あなたにはモード系は似合わない。スーツがいい。戦闘服と捉える人も居ますが奇麗系のカジュアルが似合う、今の服』と、ピーコックブルーのスキニーパンツを指して笑うので、嬉しい。よく見て居てくれる。
お気に入りはナノユニバースとか少し着崩せる服だから。シンプルでありながら遊び心のある服が好き。趣味を認められると嬉しいものだ。

「お部屋に箱入りで置いてあったエナメルモカシンサンダルとか」
よく見てくれてる。
「ラックハンガーに掛けてあったビームスメンのベルト付きジャケットとか」
見過ぎ! いつの間に。よく考えたら靴箱を開けたんだよな、何してんだよ。
「お似合いだと思うんです。僕も好きなブランドです。ナノユニバースとか、マストですよね」
ああ、でも嬉しい。


「おまえも同じような服を着るんだ?」
「ええ、でも室内着は妹から愉快な差し入れがあり」
嫌な予感。確か、妹さんはゴスロリのショップでバイト。

「渋い顔をなさらず。着ぐるみみたいなものですよ」
ああ、そうなんだ。よく知らない世界だから。
「僕の背が低ければ似合うのに惜しいと」
ん? まあ、着ぐるみはお子さんとか。

「男ですし、この身長で二―ソックスは罰ゲームですものね。バニーちゃんの耳を装着したら照明器具を突き刺します。それに、スカートにボリュームをもたせるパニエも異常事態でアウトです。2枚重ねでようやくです。ふんだんなフリル……」
奇々怪々。奇天烈な世界が幕を開けてしまう。女子に着てもらえ。
「言わなくていい」と外垣の額を指で押した。
「英ぃ。人さまを指すな。眼鏡姿のおまえにコスプレ白衣を買うぞ? ドクターに成るか粗相をやめろ。4980円だ、領収書を提示してくれる」
郁が居たな。
「スタッフだろ。割引で買え」社員割引があるんだろ?
「口が減らない次男坊め。まあ、でも」
ん?

「英の子供みたいな顔をオレ以外に見せるとは。仏頂面するかと思いきや、外垣  くんのお陰で一皮むけたんだなあ。せっかく、親から譲り受けた美貌を無碍にした暴言の数々。ここでやめにしなさい」
よく見て居たなあ。
「鐘も叩かねば鳴らずと言う。吊るしてあるだけでは無いと同じだ。外垣くんの愛情を大事に抱えて生きたらどう。応えてあげればいい、打てば響くはず。これもご縁だ」
そうなの。

「お兄さん。恐れ入りますが、お買い被りです」
「自分を卑下してはいけないよ。それはかえって卑下自慢になるから弟には響かないぞ。英にはきみだろうという直感が冴え渡る。兄として閃くぞ」
どうしてだ。

「おう! 猜疑心でブリッジを直すかわいこさん、聞け。外垣くんはオレと英を見分けている。今、濡れ髪と眼鏡で、ほくろが1つしか見当たらぬのに、だ」
「毎日、飽きもせずその顔(かんばせ)を拝んでおりますゆえに。先輩の方が顎がとがり、凛々しいです。お兄さんはやさしいお顔立ち。全然違いますからね」

ふうん。顔を並べても賛美はするが驚かない訳だ。外垣には他人の空似程度にしか映らないんだ? 面白いな。こういう反応はかつて無い。……あの人は元々興味が無かったからな。
郁が『足元がしっかりしているから』と続けた。あの人と比べるのは外垣に悪いからやめてくれ。しかし、さすが、双子。脳裏をよぎったのは同じ人とはね。

「お兄ちゃんは渦中から離れて高みの見物と行こう」
この人も達観して居るんだよなあ。俺だけ成長が出遅れた。でも、ここから駆け出せばいいと思う。自分の道を。
「では、先輩。愛されたら添い遂げます。あなたがいくつまで生きられるか存じ上げませんが、お側におりますよ」

先が無いみたいなことを言う。

「帰れ」
「英ぃ。人の話を聞きなさい。SNSの見過ぎ、観ることばかり躍起になって自分の都合のいい時だけ呟く悪い癖。さあ、何か拵えて!」
SNSは著名人と国営放送のツイートしか見てないぞ。販売を煽るアカウントは即、ブロックだ。面倒だから、たまにしか見ないようにして居るし。でもまあ、折れよう。


仕方なく冷凍庫を開けて凍らせておいたプチトマトを取り出す。
「外垣、トマトと乳製品も食べれるか?」
アレルギーがあったら大変だし。
「食べます、なんでも」
声が近くて驚き、振り返ると、収納庫付きのキッチンカウンターまで付いて来て居た。
「アハハ、英がどこへも行かないよう、追いかけてるぞ」
親ガモ。でもこのコガモも背がある。
「追い払わんあたり。英は見た目通り、情に厚いんだよなあ。外垣くん、弟のほくろが表してる」
要らんことを。
「あなたの心配りは、ほくろにも表れているんですね。何事にも意味があるんだと知ります」
それは、おまえだろ。まあ、いいや。外垣には「座って」と合図する。

「忘却しておりました、僕はお風呂のお掃除をしてきます、お借りしたので」

仰天して、体が固まる。郁も「おいおい」とぼやく。
「……あんな子、初めてだぞ」
気になり、ふろ場をのぞくと掃除道具を探して居る。とりあえずワイパーとスポンジやお掃除スプレーの入ったバスケットを手渡すが。
「無理しなくていい」
「いえ、家で毎日してますし。料理は妹の担当で役割分担して居るんです」

笑顔で応じられ、どうしたものかと郁の隣に座り二人とも黙る。落ち着かず、壁時計を見る、絶え間なく動く秒針。いつもなら郁はテレビをつけたりスマホを眺めるのに浅く腰掛けて居る。俺も足を組みながら片手を空席へ投げ出して居た。

「なあ、英。あの子」
「うん」郁の直感通り。
「可笑しいな」
うん。

「気配りができるというレベルを超えて、敬ってる。……外垣くんな、オレをお兄さんと呼ぶだろ。名前で呼ぶのは英だけなんだと。個人の名を呼ぶ礼節を身に着けてる。オレさえも尊ぶんだ。おまえの兄だから」
参った、ここまで尊重してくれる人は初見で。
「おまえのことを斯く斯く然々(かくかくしかじか)と話しても、相槌だけ。それ以上は聞いて来ない。本人と話したいんだろうと気付いたんだ。そこから一目置いては居たが」
あの人の時のことだな。
「しかもだ、英の容姿じゃなくて、中身のだめさと良さを見てる気がするぞ。20歳過ぎても生きられてよかったな。出会えたんだろ、喜怒哀楽を共にする、呼吸を変えない人」
呼吸。恩に着せぬ、奢らぬ、か。
出会ってから、どれだけ秒針が動き続けたんだろう。
「郁も凄いと思うよ」
外垣を認めたから。過去は、まあいいや。

「あんな子が居るんだな、ロマンチックが金で買える時代にさ」
あんたED治ってんの? 何してんだ? 

「オレ以外で英の全部を受け止めようとしてる子は初見だよ。お空へ向かって生きて生を永遠と思わぬおまえをだ……残英を想わずに居られない」
消えていったものの名残か。そんなことを考えたのは初めてだ。俺は自分のことだけ考えて生き急いだようなもの。……そんな俺を、か。
数分後に様子を見に行くと、壁を乾いたぞうきんで水滴をふき取り、仕上げていた。
「ありがとう」
頭を撫でると嬉しそうにしながらも「お借りしたので当然です」思わず抱きしめた。業務だけでなく、俺自身を支えたいんだ、この子は。
「花笑みですか? しかも、濡れ髪のカールが艶めかしい。フェロモン薫るはずの脇を嗅いでも宜しいでしょうか」
離れよう。



外垣には話しておこうと思い、打ち明ける。マイスターの話は既にしてあるが、あらましだ。
郁がED治療薬を服用して居るので、食べ物には極力気を遣うのだと。鮮度はおろか、アレルギーも。血流をよくする薬だ、副作用で鼻血が出た症例もあるので、俺は郁だけじゃなくて誰に対してもアレルギーが無いか聞くように成った。
「僕も調べたんです、お兄さんの病ですから。服用すると頭痛に苛まれるそうですね。痛み止めも欠かせない。だから薬の効果を半減させるグレープフルーツをあなたも召し上がらないんだと分かって居ました。お兄さんを想うあまりですね」
いつ知ったの。
「ランチで立ち寄ったカフェで、サービスで出されたグレープフルーツのゼリー。僕にくださったから覚えて居たんです。丁度、お兄さんから病の話も伺いましたし、もしやと」
いつ?
「フォンダンショコラも召し上がらない。当確でした、あなたはお兄さんを想うあまり、自分も口にしないんですね」
俺だけじゃなくて郁まで気遣うか。この子は本当に、呼吸が変わらない。しかし、郁・本人は無頓着で、平気で外食をするし先日も貰って来たからなあ。……様々な人が居ると思う。

キッチンへ戻り、半解凍になったトマトをざくざくとナイフで切り、シャーベットにする。あらかじめ作っておいたトマトのジャム、グラノーラ、生クリーム、そしてシャーベットを重ねて二人に出す。
「奇麗ですねえ。パフェですか」
「そう、たまに作るから慣れてる。プチトマトの名前が『あまえがち』で、糖度が高いから酸味が感じられずに食べやすいと思う。どうぞ、召し上がれ」
郁が噴き出す。
「なあ! 英。そう言えば『あまえがち』って、オレかなあ? おまえに甘えてばかり」
「分かったら独り立ちして」
食べて居ると今度は外垣が熟視してくる。
「先輩も、あまえがちでも宜しいんですよ。僕にどーんと来て下さい」
「帰れ」
テンプルを直しながら威嚇する。

「英ぃ。暴言を慎めと何度言わすんだ、口角が裂けてしまう。お兄ちゃんを労われ、そして外垣くんに謹んで謝罪っ」
知るかよ。
「お兄ちゃんがドライヤーで髪を乾かすぞ」
「ごめん、外垣」
本気で悪いと思う。
「何てことございません。へっちゃらです」
うっ。慣れてきたか、タフめ。

「ところで、先輩。このパフェが作れるならカフェのスタッフ経験がおありとか?」
兄の前で過去を話す気にはなれないな。元々は……。
「ああ、学生の頃はカフェのスタッフを目指してた。バイトしてたし。でも、そこで使うストローの卸販売で商社の人が納品に来てさ。話をしていたら自分で選んだ商材を提示して販売するなんて面白そうだなと思って、それで商社のサラリーマンになったんだ」
「そうでしたか。上司も『天職』と仰いましたね。あなたがサラリーマンでもスタッフでも、出会えて居たような気がします。あなたは、キラキラと輝いて居ますから人目を惹くんです」
スタッフか。……あの人を考えるのは止めだ、思考は無限の地に遊び、言葉は翼のある道具だと思う。外垣が話すと俺はまだまだ羽ばたける気がして居るから。

「そう! カフェの制服・黒シャツに白いエプロン姿の英は聖歌隊のようでな」
なんて?
「非常に、やましい心を呼び起こす」
捲る仕草を手で跳ねのける。
「郁、いいから黙ってろ」
聖歌隊と抜かして、ふらちだぞ。神様に懺悔しろ。
「先輩、品よく笑顔で参りましょう」
ん?
「そうやって正してな、外垣くん。オレの片割れを宜しく」
「幸せにします、お兄さん」
「え……。英を連れて行くの? やめて!」
郁を正す。
「外垣、送るよ」
「いえ、僕は今宵、この満たされた想いを噛みしめながら、一人で星降る夜を拝みたいんです」
詩的だよなあ。

「駅前に遅咲き桜があるのをご存知ですか? 桜を仰ぎ見ると星空が視界に広がるんです。それはもう、例えようのない美しさと儚さがあるんです。この時期しか拝めない一瞬の輝きと申しましょうか」
琴線に触れるよう。何千年前の星の光と、今生きている桜の美しさか、本当に視点が違う。見直す。
「でも、月のほうが輝いて眩しくないか?」
「僕は月に寄り添う星ですからね」
俺がお月様? そんなたいそうなものじゃないけど、ああ、そう成って欲しいと外垣は願うのか。嬉しいことを言う。

でも、星の集まりが月なのだと、昔の人は歌で詠んだと上司が話したことがある。『星月夜』だったな。

「一緒にお月様になろう」
「はいっ。先輩もご存知でしたか」
矢張り、意味のある言葉だ。おまえはいつも想いを込めて俺に話しかけてくれる。
「さくらまじのような風、暴風雨にも屈しないひとつの明かり、それが僕の信心で、お月様。あなたです」
「……」流石に、照れる。
思わず郁を見たら目が合った。俺と同じで動揺して居る。
「外垣くん、英に隷属して居ないか? 英は神様じゃ無いから、不完全。見た目良しだがポンコツ」
言い過ぎ。
「驕るくせに挫けやすい方と存じてます! グダグダな様も観てますし」
こいつ。

「強いのに嫋やか。メランコリックだから好きなんですよ」
にこやかな笑顔だ。迷わないんだな。
「僕もそうですよ、先輩にうまく想いを告げられず、さ迷いました」
『どこが?』と郁と顔を見合わす。
「お二人は、心やすい間柄なんですね? ただの双子とは思えないです」
うん?


「先輩が幹部に成ったらと思うんです。楽しい日々が過ごせそうで」
参った、送りたいが、ひとりで帰りたいと言われたし、俺もどんな顔で居たらいいか分からない。
「じゃあ、悪いけど帰れるな? 明日も朝早いから頼むぞ?」
「はい。楽しいひと時でした。ありがとうございます」
本当に、しっかりして居る。

「先輩、ひとつ宜しいですか」
何だ。

「下着が黒ばかりで如何なものかと。先日、部長から貰った電子ノートが黒でしたので、もしやと危惧しております。あなた、自分の下着は黒だと叫びながら社内外を闊歩して居るようなものですよ」
はあ?

「持ち物に下着の色を投影しやすい心理面をご存じ無いのですか? 危機管理を持ちましょうっ」
おまえ、尻が割れた下着だよな?

「凝視すれば毛玉もその形状も残らず、ネットで洗濯して居ると妄想しますが」
こいつ、箪笥を見たの? ……広げてみたの? また、びじり? いや、前か。
「一般の方は清潔感を疑われます。気合いの赤をお勧めします」
透けたらどうしてくれるんだ。そもそも、下着がどうとか、おまえだけ!
「でも、立体ワイヤー付きで無く、安堵はしました。普通のローライズ」
おまえはっ! そもそも、メンズで矯正下着があるのか問う。

「先輩、もう1点。曝け出すよりチラ見せの方が狂おしいです」
……はだしだからか、踝か! それともこっちか、手首か? 勘弁ならん。

「郁、ちかん撃退スプレーをくれっ」
「おまえに散布か? 言い残したことは無いか、ずけずけとものを言うかわいこさんめ。外垣くんほど、おまえを慕う可笑しい子はおらん!」
郁め。

「まあ……人それぞれだから性癖は聞き流せ! 間を取って、英がチャコールグレーの下着を履けば良かろう。お兄ちゃんは買ってやらん。興味が無い」
郁のやつ。自分は下着も着けずに室内を歩くからな。
……そうだった。郁と俺は互いの下着どころか服装に興味が無い。だから、一緒に住めるんだ。干渉しないから。
それで、郁は俺に、着たことの無いモード系のニットを買い込んだんだもんな。その点はほどよい距離を感じて、有難いよ。あまり知られ過ぎても窮屈だからさ。

「外垣、帰りなさいっ」
ああ、その格好で革靴は無いな、貸そう。アグのボアモカシンならサイズが合わなくても何とか歩けるだろ。靴箱から出していると外垣が袖を引く。
「せんぱ・あきさん。かわいい靴」
ムートンでセンターに革ひもでリボン結び。でも、メンズだから気にせず履けばいい。まだ、花冷えの夜だし。
「その眼鏡姿。矢張り、妹に白衣を買わせます。さぞや、高慢で淫猥なドクターのコスプレでしょう。着て下さるのならば僕も看護師」

「やめろ。どうせ丈が足りずに臀部を露出する。おまえの下着……」のせられている。

「ひとりで平気か?」と腰を抱き寄せてキスをした。別れ際が不安なんて、この感情は何だろう。
「一緒に来ますか? お持ち帰りできるんですかね?」
おまえはどこまで何だ。
「さじ加減を知れ。おやすみっ」

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