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17話〜レベル上げ

 あれからブラットとフェリアは、サアヤ達の所に来ていた。

 この辺りの魔物は比較的弱く初心者のレベル上げに最適な場所だった。

 さてブラットはというとコトネに教わった通りに、呪文を唱え倒して行き、現在レベル5まで上がった。

「やっとレベル5か。しかし、まぁ仕方ないか。最初攻撃もしないで、こんな奴にやられたり逃げ回ったりしてたんだからな。それに比べれば良しとしないとな!」

 ブラットは苦笑しながら、

「はは、確かに……」

「ねぇ、そろそろ移動しないと、街に着くのが夜になっちゃうよ!」

「確かにな。そろそろ移動しねぇと魔物も強くなってくるしな!」

「なるほど、夜の方が魔物が強いのか」

「はぁ?ブラット。もしかして、そんな事も知らなかったのか?」

「ははは、夜は親父が出歩くなって、うるさかったからな」

「ふっ、なるほど箱入り娘ならぬ。箱入り息子という事か」

「はぁ、箱入り息子って……」

「まぁ、お前がガルド様に、大事に育てられ過ぎたという事だ」

「まぁ、とりあえず行こうぜ!」

 フリックがそう言うとみんなは頷き、次の街に向かったのだった…。

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