【AI分析キャンペーン】分析レポートを大解剖①

AI分析レポートをより見やすく、わかりやすく、役立つように。そして皆さまの疑問にお答えするキャンペーン第1弾。

第2回ツギクル小説大賞で、最高得点714aiを獲得して見事「AI審査賞」に輝いた橙真さんの作品「金色の師弟」を参考に、分析レポートを紐解いていきましょう。


【AI分析レポートを大解剖】その①

※ご紹介するレポートの内容は、マイページに届くフルバージョンです。各作品ページで一般公開されている簡易版レポートには無い項目も含まれています。


①AI分析による作品総評

ジャンルの構成要素、特徴語、文章構造、などの様々な角度から分析した総合評価です。


ここでまず気になるのが「ai値」ではないでしょうか。

突如出現するこの聞きなれない「ai値」。実は数値が高ければ高いほど、いま流行りのファンタジー小説と似ている傾向にある、という意味合いを持っています。


ポイントは「いま流行りの」という事。

皆さまもご存知のとおり、ネット小説の流行りは日々少しずつ変わっていきます。

また皆さまの作品自体も改稿を重ね、少しずつ変化が生じているはずです。

1度分析したその時の値も、半年くらいするとどうなるでしょう。


指数のai値の最大数は990です。

普段分析されている作品を眺めていると、およそ500台、600台の数値がボリュームゾーンになっています。




②構成要素(ジャンル分析)

作品がどのようなジャンルの要素で構成されているかを分析した結果です。

ジャンルによって使われる特有の単語や特徴的な表現を抽出して、その配分を円グラフで視覚化しています。


この作品の例だとファンタジーと恋愛の要素が同じくらい強く表れています。

構成される割合の18%、17%という数字は決して弱い数字ではありません。このくらい構成要素がある場合は、むしろ特徴的な要素だと理解しても良いでしょう。





③特徴語

作品における「キーワード」や「オリジナル要素」をピックアップしたものです。他の作品にはあまり出てこない単語がピックアップされやすい傾向にあります。


例えば、ダンジョン、冒険、モンスター、レベル、魔法、、、など物語を想像させるようなキーワードから、キャラクターや街の名前など様々で、重要な単語ほど、大きくな文字で表示されます。


この作品の例では、キャラクターの名前で占められています。

大きな文字で表示されるキャラクターが、主要人物と読み取れます。

またこのようにキャラクターの名前が多い場合には、三人称視点の文章が多いといえるでしょう。





【皆さまのご質問】まとめ①

#ツギクルAI分析に訊く」や、「お問い合わせ」からいただいた内容を元に、ご紹介していきます。


Q: AI分析をしていただいた後に頂いた感想のコメントにもai数値が書かれていますが、ここに書かれている数値と分析結果に記載されている数値が異なるのは、何か理由があるのでしょうか?

A: 分析した時期が異なると、ai数値も異なる場合がございます。

分析は「その時に流行っている小説群」と比較します。仮に改稿が行われなかったとしても、トレンドに変化が生じた後に分析を行うと、変化したトレンドに対して数値を改めて算出しなおすためです。

ツギクルでは「常に最新のトレンドで分析した結果をお戻しすること」を目的としています。


Q: いま流行りのファンタジーはどのように決めていますか?

A:詳細は企業秘密ですが、基本的には「多くの人に読まれている=流行している作品」という考え方です。しかしながら「流行りのファンタジーが良い」ということではなく、「多くの人に支持される作品を指標として参考にする」ための方針です。


Q: その他の構成成分というか、その他に分類される基準が気になります。

A: ツイートの画像を拝見しました。メインジャンル「その他」、確かに気になるはずです!

ジャンルの構成要素は、「ファンタジー」「恋愛」「青春」「SF」「ホラー」「ミステリー」「現代文学」「歴史・時代」「お仕事」「童話」「BL」「その他」の12ジャンルです。

分析レポートでは、その中の上位5位の詳細を表示しています。詳細の無いジャンル要素については、まとめて「その他」として表示しています。

つまり気になる「その他」の成分は、6位以下のジャンルの合計という内容になっています。

例外)上位5位以内に「その他がある場合

1位「ファンタジー」

2位「恋愛」

3位「青春」

4位「SF」

5位「その他

6位以下の合計「その他「ホラー」「ミステリー」「現代文学」「歴史・時代」「お仕事」「童話」「BL」のまとめ)」

「その他」が2つになってしまうため、5位以下を1つの「その他」にまとめるパターンもございます。



Q: 知りたい!構造解析で出てきそうな結果の中に「読んでいてどんどん話に入り込んでいける作品」ってのがあって、それどうやって導いたの?!って解析ロジックが気になって夜も眠れずにいます。(盛りました)

A: ロジックは公にできないのですが、AI分析レポートの総評部分は、「ジャンル分析」、「特徴語」、「文章の読みやすさ・傾向・構造」の全ての結果をもとに導いています。夜は安心してお休みください。(盛りました)


Q: えー、ファンタジー以外のブレインは出そうなのですか?いきなり答え辛いものを!

A: えー、お答えします!

「ファンタジーブレイン」の他に、実は「恋愛ブレイン」「SFブレイン」「青春ブレイン」の3つのブレインの開発を終えました。

ただいま、各種ブレインの検証を行っておりまして、検証を終えた段階でシステムへ組み込みむ流れで進んでいます。



今回の内容はいかがだったでしょうか。わかりやすくお伝えできていたでしょうか。


また多数の作品分析希望をいただきありがとうございました。

当選した作品の分析について、内容によっては準備中の新ブレインの稼働も検討しております。こちらもお楽しみにお待ちください。


次回は相性のよい作品の内容に迫ります。




【関連記事】

2017-10-06【AI分析キャンペーン】質問&希望者募集!分析レポートを大解剖

2017-11-10【AI分析キャンペーン】分析レポートを大解剖②

2017-12-01【AI分析キャンペーン】分析レポートを大解剖③

2017-12-15 最終回【AI分析キャンペーン】分析レポートを大解剖④

2018-7-17【新登場】恋愛ブレイン

2018-7-17【新登場】ai値ランキング

2017-10-27