◇前世の自分を殺した相手と、もしも異世界で再会してしまったら貴方ならどうしますか?◇
早朝、けたたましく鳴るインターフォンに起こされて玄関へ出た瞬間、見知らぬ男にナイフで刺されてしまった。その男の傍には、愛し合って結婚も考えていた俺の彼女の姿があり、薄れゆく意識の中で裏切られていたと理解した。倉田木シンは37年間の生涯を終えた。
はずだったが、次に目を覚ますと死を迎え棺桶の中で眠る黒髪オッドアイの少女アレティーシア(5歳)の体に転生していた。異世界でアレティーシアとして生き返った俺は、国王である父シルヴァンスと、女王である優しい母リデアーナと今度こそ楽しい人生を送れると思っていた。けれど、兄ヴァレリーは行方不明だし、隣国で開かれた夜会は不穏だし、更には一目惚れだと言って告白してきた男と兄探しの旅に出ることになってしまった。リュカデリク(リュカ)と過ごすうちに、アレティーシア(タキ)の言葉遣いが少しずつ優しい感じになっていきます。アレティーシアだけの特別な魔法は、指先に灯した小さな光で空中に日本語で文字を書くと、物や動植物を呼び出すことが出来る力を持っている。例えば『猫』と書くと成猫が召喚できるし、『ねこ』と書くと子猫が召喚できる。ただし今の所カタカナで書いても何も起きない。目標は甘味の少ない異世界で『ケーキ』を召喚して食べる事だったりする。カクヨムとにも投稿しています。
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