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『負けたのか、負けなかったのか』

アマンシア「レイ先輩、今日は珍しく無地のスラックスなんですね」

レイモンド「昨日の帰りに、ベイサイド高の奴らと一発やりあってよ〜。破れちまった」

アマンシア「……また負けたんですね」

レイモンド「負けたとは言ってねぇだろっ!」

アマンシア(フン…同じようなモンでしょうが…)

レイモンド「そーゆーお前は、いつも同じストライプのリボンに、チェックのスカートだな。たまにはネクタイとかにしてみろよ」

アマンシア「だって! このコーディネートが一番可愛くないですか?」

レイモンド「式の時はどうしてんだ?

アマンシア「こっちのは、ちゃんと着替えとして持って来てま〜す」

レイモンド「さすが真面目なアマンシアちゃん! 抜かりないね〜」

アマンシア「それよりレイ先輩こそ、ちゃんと制服くらい着たらどうです?」

レイモンド「さて、そろそろ帰るか」

アマンシア「こらーー‼︎ 逃げるなっ‼︎」

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