74章 大食い大会
大食い大会に参加するために、会場にやってきた。
大食い大会の会場には、10000人を超える観客が集まっていた。こちらの世界では、大食いイベントは大人気のようだ。
人間、ゴリラを融合したかのような男を発見。ミサキはこの人を見て、先祖はチンパンジーなのかなと思った。人間という生き物から、明らかにかけ離れていた。
大食い大会の会場では、聞き覚えのある声がした。
「ミサキさん、優勝してくださいね」
ミサキは駆け足で、シノブのところに行った。
「シノブさん、店はどうしたの?」
「ミサキさんを応援するために、臨時休業にしました」
シノブの隣には、マイが座っていた。
「ミサキさん、ファイト」
シノブ、マイだけでなく、ナナの姿もあった。
「ミサキさん、トップを目指してくださいね」
アオイ、ツカサ、ホノカはいなかった。彼女たちは応援ではなく、プライベートを優先したようだ。
「シノブちゃん、マイちゃん、ナナちゃん。応援をありがとう」
「ミサキさんなら・・・・・・」
会場内に大きな声が響き渡った。
「大食い大会を開催します。参加者の方は集まってください」
「シノブさん、マイさん、ナナちゃん、いってくるね」
どんなものを食べるのかを考えるだけで、テンションはうなぎのぼりだった。