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k-15

 15:30
 町に到着。ちなみに町の名前はレスタと言うらしい。門番とコミュニケーションをとる中で解った。

 まず冒険者ギルドに寄って、依頼がないか確認をする。

 ブルーウルフとゴブリンという単語があったので、依頼書をペリっと剥がし、窓口のダンのところへ持っていく。

 そして、ゴブリンの耳と、ブルーウルフの爪や牙を見せる。

 そうすると、ダンさんは指で輪をつくり、OKのジェスチャーと一緒に「○~◆△★」。

 「オーケー」だとか「大丈夫」という意味なのだろう。また一つ、言葉を覚えた。

 ゴブリンの耳とブルーウルフの爪は回収された。その代わり、討伐報酬として、銀貨四枚とポイントをもらえた。

 ちなみにダンに数字を教えてもらった。指を一本たてこれが一という感じで。となると、俺の今のポイントは14ポイントということになる。

 魔法のジェスチャーをしたスキル指導は150ポイントと書かれてある。まだまだ、遠いな。

 次に、サラサの店に寄ることにする。天秤の絵が書かれたお店の看板を鑑定すると、「ミスリルの天秤」という店名だということがわかった。

 サラサにウリマスと現地語で伝えると、台を指差し、物をだせのジェスチャーと言葉をかけられた。

 ちなみにサラサは中々の美人さんで、髪の毛は赤っぽいブラウン。目鼻立ちはくっきりしていて、背もそこそこ高い。160センチ以上はある。

 年齢は見たところ25歳くらいに見える。言葉のわからない俺にも優しく接してくれているし、本当に良い娘さんである。

 さて、商品の売却であるが、ブルーウルフの毛皮、牙は銀貨5枚、魔核は銀貨1枚、ゴブリンの魔核は銅貨6枚。ダガーは解体用に使うので売らない。

 体力ポーションは試験管1本で金貨3枚もしているが、それは作成の手間や保存性能が良いからだと思われる。

 ペットボトルに入れたポーションを見せると、試験管5本分強の容量があること、中間マージンを差し引き、金貨15枚で買い取ってもらえることになった。

 デュアルポーション(小)を見せ、鑑定結果の現地語をマジックボードに書いて見せるとサラサは驚き、金貨20枚の価値があると言った。

 マージンを差し引いて、金貨19枚で買ってもらえた。

 サラサは金貨34枚、銀貨5枚、銅貨6枚を皮袋に入れて、俺に差出した。俺はそれを受け取り、現地語でアリガトウと言い、彼女と握手を交わした。

 俺は、サラサに寝具や歯ブラシがないか、ジェスチャーで聞いてみた。

 何とか通じたらしく、ブルーウルフの毛皮を加工した掛け布団、藁を布でくるんだような敷布団。これが、二つで金貨4枚だったので、買うことにした。

 また、ショイコだけだと流石に布団の持ち運びは無理なので、人力の荷車を買うことにした。なお、歯ブラシは3本おまけしてもらった。

 荷車に購入した荷物を積んだ俺は、店を後にした。

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 商人のサラサから色々買い込むケイゴでした。
 サラサの容姿が色々と明らかに。なかなかの美人のようです。
 冒険者ギルドで魔法を覚えられるようで、当然主人公も我々も気になるところですね!

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