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弟子?ができた

ストラスは朝起きるとドンドンと玄関のドアを叩く音がした。
「誰だよ こんな朝から……」
ストラスは不満そうな顔をしながら玄関へ向かった。
「はーい どちら様ですか?」
玄関の前に立っていたのは、年齢は21ぐらいで、身長は165cmほどの女性が立っていた。
「あの、私のこと覚えてますか?」
ストラスは昨日のことを思い出した。
「森の中で倒れていた子?」
「覚えてくれてたんですね!」
「あの……あまりにも唐突なお願いなんですけど私を弟子にしてください!」
その彼女は体を前のめりにしてストラスにお願いをした。
え?マジであまりにも唐突すぎるわ!てかその前になんで俺の家知ってるんだ?俺は絶対に家が見られないところに寝かせたはずなのに……!
「あの……名前とか教えて頂いても……」
彼女は顔を赤くし、ストラスに「すみません!」と言って名前を教えてくれた。
「私の名前はヘルメと言います。あなたの事は知ってますよ。世界最強パーティーの一人の回復術師で名前はストラスさんでしたっけ?」
なんで彼女は俺のことを知ってるんだ!?まさか……俺のことを殺しにきたのか……
「なんで俺のこと知ってるんだい?」
「私にこの服を掛けてくれましたよね?」
ヘルメは肩に下げていたバックからストラスが着ていた服を出した。
「私のおばあちゃんは、何か物があると、占星術でその物の持ち主を探すことができます。 そこでこの服の持ち主にお礼を言おうと探してもらって見たところストラスさんの名前が出てきたんです!」
「なんで俺の弟子になろうと?」
ヘルメは少し震えた声で言った。
「私は回復術師を目指しているのですが、パーティーに入って仲間のことを回復させようとすると、回復はできるのですが、ちょっとした傷しか治せなくて……」
ストラスはヘルメの頭に手を置いた。
「あのな、時には諦める事も大切なんだぞ。俺は元々剣士になりたかったんだけど回復以外のステータスはあまりに低すぎて剣士になることは諦めたんだよ。そこで回復術師になってみたらあの世界最強パーティーに入ることができたんだ。だから諦めることが吉と出ることもあるんだぞ」
「そ、そうなんですね。回復術師になるの諦めてみます!」
「じゃあステータスを見せてくれる?」
ヘルメは自分の肩を叩きストラスにステータスを見せた。
「なんか、防御力だけ異様高いね。じゃあさ、皆から歩く鉄の壁って言われるような最強の防御力を持つ人になってみたら?」
ヘルメはちょっとビックリしたような顔をしてから、ヘルメから決意をした気持ちが感じたような気がした。
「あの、どんな練習すれば良いんですかね?」
んー 俺は防御力が低いし教える事もできないし……
考え込んでいるとヘルメが言ったりました。
「ストラスさんの家に居候させてもらっても良いですか?」
「別にいいけど 俺は何も教えられないかもしれないけど良いの?」
「はい!私のおばあちゃんやお母さんにも言っておきましたので、そして家には妹や弟がいて修行がなかなかできないので」
ストラスは少し考えてから答えた。
「俺の家に住むのならば、料理とか作るの手伝ってくれないか?」
ヘルメも、少し考えてから答えた。
「はい!いいですよ!」
俺は人生で初めて弟子?ができたのはメチャクチャ嬉しかった。

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