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勇者パーティーを当然のように追放された魔王。姥捨て山を仕方ないので最終ダンジョンにリフォームしたら、勇者から「攻略無理」と言われたけど、そこはダンジョンじゃない。トマト畑だ
「呪いにかかった司祭など役に立たん。出て行け!」
第六魔王討伐時に呪いを受けた光の司祭セロは、勇者バーバルからパーティーに相応しくないとして追放された。
いずれは賢者と目されていたセロだったが、呪いの持つ反転の効果で、光から闇へ、また賢者から愚者へと変じつつあった。そんな折に、セロの婚約者である聖女クリーンは、かつて大陸に災厄をもたらした魔王こそ愚者ロキだったとして、セロを魔王認定してしまう。
結果、追放の上に婚約破棄の挙句、姥捨て山といわれる魔族の領地に強制転送されたセロは、そこで第六魔王の娘ルーシーと出会う。親の仇にもかかわらず、ルーシーから、抗い続けて戦うことを教えられたセロは――とりあえず、壊れた魔王城のリフォームと、トマト畑の世話をすることを誓ったのだった。
もちろん、セロは知らなかった。そんなまったりした生活が、いずれは勇者や他の魔王を打ち倒して、世界に覇を唱えることになるなど……
※トマト畑を育てるようなスローライフが始まるのはしばらくしてからです。それまでは、追放、婚約破棄から最初の敵撃破、そして勇者サイドといったふうにシリアスかつ「燃え」な展開が続きます。
※ステータスオープンや数値化はありませんが、便宜上、ステータス、スキル、アビリティといった術語は出てきます。468クル
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高校の終業チャイムが鳴って、お腹がめちゃくちゃ空いていたので、いつものカレー屋に行くか、と急いだら不運な交通事故に合ってしまって――せめて死ぬ前に、好きだったカレーを一口、だけ、で、も……
「力がほしいか?」
(食い……たかった、なあ……)
「いいだろう! ならばくれてやる!!」
「……え?」
異世界に行く際の一番大事なはずの神様との邂逅シーンで、ちょっとした食い違いから、なぜかスキル《カレー》を手に入れてしまった主人公こと金柿六文(かながき ろぶん)。しかし、そのカレーとは、なぜか攻撃、防御、付与に回復とオールラウンダーな上に、全体、貫通、万能な最強完全食スキルだった!3クル
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