112
弁当を食べ終えたころ、予鈴のチャイムが鳴り授業が始まった。
午後の授業か……
眠いな……
僕が、ウトウトしていると後ろからボソッと声が聞こえてきた。
「寝ちゃダメですよ」
「う、うん」
どうしたんだろう。
最近、眠くて眠くて仕方がないや。
「寝たらどうなる?」
「死にます」
「誰が?」
「私が……」
「それは、大変だ……」
「大変です……」
「うん」
「だから、真面目に授業を受けて下さい」
「そうだね、がんばる」