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 理香が眠ったあと英雄さんが買ってきたチョコレートなどを、理香に内緒で食べていることを……
 そう思うと何故か、顔がにやける。

「当たり前じゃない」

 私は、そんな理香が大好き。
 控え目でわがままもそんなに言わない。
 私は、思わず理香に頬ずりした。

 ふんわりとして気持ちいい。
 ドキドキして気持ちいい。
 ワクワクして気持ちいい。

 私が、笑うと理香も笑った。

 理香を地面に降ろすと、理香は私の手をぎゅっと握りしめた。
 そして、そのままマンションへと戻った。

「理香、おててを洗おうか?」

「うん!」

 私は、理香と一緒に洗面台に行き手を洗った。

 そして、理香の大好きなアニメ。
 アンパンマンを理香に見せている間に、私は晩御飯の用意をした。

 しあわせ。
 しあわせ。
 しあわせ。

 クリームシチューの匂いが、部屋を優しく包む。
 熱いけど美味しい。
 理香が、ケーキの次に大好きな食べ物。

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