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一話 奴隷解放

「お主名は何という?」
貴族が問う。態度をでかくして。
「はっ、私は、マジックウォリアー第12分隊隊長オリナス・コールドでございます!」
この世界は、貴族に従う事が規則《ルール》従わなければ、家族を皆殺し、大切な家族を守る為男は、騎士となり国を守り、兵役に就く。

だが、ある日突然軌道に乗った人生は、終わった、仲間に裏切られたのだった。12人の仲間に裏切られた。
馬から突き落とされ、轢き殺された。

目が覚めると、見たこともない、美しい景色が広がっていた。
そこには、この世の物とは、思えない程の美しい女がいた、
「あなたは、死んだ。さっさと転生せよ、家畜が!」
か、家畜?美しいのに、言動が下品、転生?訳が分からない、まずここは、どこだ。

「あなたのステータスは、底上げしたから、新しい名前を言う、シルバー・ヴァリアこの子は、もう生きられない、だから、あなたと入れ替わる事でその子は、無事に終了できるから、さっさと転生せよ、オリナス、いや、シルバー・ヴァリア幸運を祈る。」

「ステータスって何?」
無視され、周りが見えなくなった。

目の前に首輪を付けた女が居た、誰だかわからないこの体は、3歳のようだが、この体が新しい体らしい、せっかくだし、楽しく生きよう、決断したのは、いいが、目の前の女は、少女だろう、
服装からして、奴隷だろうか、友人がいなかった俺は、何も知らないんだが。

それから間もなく、少女は、奴隷だということが分かった、ヴァリア家には、魔術師がきた子供の魔術適正らしい、長男は、火と光、次男は、闇と水そして土、次は俺の番だ。
「無属性…。」
魔術師が気まずそうに答えた、前の世界では、生活魔法で役にたったのに、今じゃ何も役にたたない。

1か月後、俺は、気づいた無属性の可能性を。

「おっ!鋼ある!貰いまーす!モデルチェンジ!!」
鋼は、工場から盗んでいるということがバレてしまい道具が没収されずに済んだものの、1か月監禁された、奴隷と同じ扱いを受けた。
「ただでさえ無属性で恥晒しなのに、迷惑をかけるんじゃねぇよバカ三男!!」
名前なんてもう言われなくなった。名前って何のためにあるんだろうか?だが、狙い通りであった。
奴隷の少女エリスを連れ出す事に成功し、貴族の人型兵器『騎戦士《ラグナイト》』を見てから、人が変わった様に魔法を覚え、覚醒した。
火水風土光闇の魔法を覚え始めた、理由は不明。



エリスが、ラグナイトのエンジニアだったことが分かった、シルバーは、魔法の鍛錬を惜しまなかった、やがて都市に行くと友達もできた、広場では、ラグナイトの模擬戦の様なものがあった、
新しい友達フィル・バレル、リゼル・ド・ラク、わんぱく男子のフィルは、火風の組み合わせは最高だ、風を操ることができる為カンタンに火を起こせるからである。出会ったキッカケは、またの機会に。

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