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第14話 お守り?

本日2話目です
☆。.:*・゜☆。.:*・゜

お隣の源さんが若返って二十代半ばの姿になったと聞いた。
私と同年代のおじいちゃんのはずなのに狡いっと、思ったら、なんと⋯っ

『だだだ、誰これーっ!?』

鏡の中には見知らぬ若い女性がっ

『誰って、其方ではないかえ?』にまにま
『はい。貴方様ですわ』
『お若いですわ』
『お美しいですわ』
くすくす
〖良かったね~♪〗あはは♪
皆さん、面白がってますね

『なななな?だって、か、髪の色がっ、年がっ』
全然違うっ

『うんうん。愛し子と同じ色じゃの』
『はい。美しい銀色ですわ』
『瞳の色も同じですわ』
『美しいですわ』
〖羨ましいよね~♪年はね~眠ってた時はやっぱり四十代位だったんだけどね?愛し子がくまさんに名前付けたら、若返っちゃったんだよね~二十歳位かな?〗あはは~♪
やっぱり楽しそうですね。

『お、おそろい?それは嬉しいけどもっ、若返ったのも嬉しいけれどもっ』
そうではないのよっ

『なれば良いのではないかえ?』
『はい』
『『喜ばしいことかと』』
〖だよね~♪あはは~♪〗

そうかも、そうかもしれないけれどもっ
ハッ!そうだったわ

『そ、そのクマの編みぐるみが半身って⋯』
どういう?

〖あ~それはね~?前世で貴方がお守りにしていたモノがあったでしょ?〗

『え?お守り?』
何を言って⋯あ?
『もしかして、翡翠の勾玉?』

〖ピンポ~ン♪当たりだよ~♪〗ぱちぱちぱち

ペンダントにしていて、でも、あれはたしか⋯

『あれは、あの日の前日に突然割れて⋯』
それで⋯ああ?

〖そう~。びっくりだよね?冷たいお茶と一緒に飲んじゃったんでしょ~?あははっ〗
『半分とはいえ石を飲み込むとは、只者ではないの』ふふ
『『『はい。流石ですわ』』』にこにこ

いやいや、何が流石?

〖それじゃ、残り半分の石はどうしたのかな?〗にこにこ
え?
『あ、それは、なんでか分からないけど、クマのお腹に⋯』
入れたわ。何故かそうしなきゃいけない気がして⋯

〖ピンポ~ン♪またまた大当たり~♪〗ぱちぱちぱち

それはもういいわ⋯天界樹の精様たちまで手を叩かないでいいのよ

〖でね?今、愛し子たちは魔法の練習をしてるんだけど、その一環で、空の魔石に魔力を込めてるんだけどね〗

『あらあらまあまあ魔法を?』
私もやりたいわ!

〖ちょっと特殊な精霊がいてね?その子がクマの編みぐるみの中にも石があるからそれにも魔力を込めるように言ったんだよ〗

『え?ま、まさか?』

〖そう。そのまさかだよ。言われた通り石に魔力を込めたらね?なんと〗

なんと?

〖くまさんと貴方が目覚めてしまったんだよ。おめでとう~♪〗ぱちぱちぱち
『おめでとう』ぱちぱちぱち
『『『わあ~』』』ぱちぱちぱち

『あ、ありがとう、ございます?』
ぱちぱちぱちはもういいから⋯

もう、何をどう突っ込んだらいいのか⋯

☆。.:*・゜☆。.:*・゜

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