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続き2

三人は教室をでて廊下を歩き階段を降りて外に出た

広い校庭の中にある大きな木下のベンチに行くと腰をおろして笑いながらお弁当箱とお茶の入った

ようかとゆめはみれいの様子がおかしいことに気づいていた

おそらくいさむが関係しているのだろう

二人はみれいに実はいさむのことが好きな事はわかっていたがまだその事についてみれいには聞いていなかった

これはみれいの気持ちを大切に思っていた二人の配慮だった

しかし、誰が見てもみれいがいさむの事を好きな気持ちは見ればわかるものであった


好きな気持ちはかくせないものだな、みれいを見ていると心底そう思うゆめとようかだった

みれいは笑っていた

ようかとゆめはみれいが悩んでいるなら心の底から相談してほしかった

見ていられない

どうしようか迷う二人であった

今日の空の天候は晴天であり、陽射しが強い日であった

三人は世間話や芸能人の話をしながら喋る機会をまった

みれいがふとっ、遠くを見つめているとようかはいう

(みれい、あのさ)

みれいは笑いながら(なに)と言った

夢も言う

(なんかさ、今日のみれい、笑っているけど時折悲しい顔をしてるよね、なんか私達さ、心配になったよ、付き合い長いしね)

みれいは(私さ、そんな顔してるの、そんなに変)

ようかはいう

(いやさ、多分、誰にもわからないけどさ、ほら、私達付き合い長いじゃん、ごめんね、いきなりこんなことを聞いて、でもさ、ほら、なんとなくね)

ゆめは言う

(みれい、今はなせないかもしれないけどアンタは一人じゃあないからね、私達が言えるのはそれだけ)

と言った

みれいは暖かい気持ちになりながら言う

(ウン、わかった、話せるときが来たら話すね、それまで待ってて)

と言う

二人ともわかったと言って別の話をした

校庭では生徒たちが野球をしており、梅の花が風とともに舞っていた

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