323章 睡眠
ミサキは睡眠をとるために、ベッドに向かった。
「ミサキさん、もう寝るんですか?」
現在の時刻は夜の10時。これよりも遅くなると、十分な睡眠を確保できなくなる。
「はい。睡眠をとります」
ミサキは睡眠をとる前に、キイに声をかけられた。
「ミサキさん、カラオケボックスを借りてもいいですか。マネージャーから、仕事を終えるようにいわれています」
他人の家で仕事をするのは、初めてのパターン。急ぎの仕事があるのかなと思った。
「どうぞ、使ってください」
「ありがとうございます。仕事をやってきます」
DARZはカラオケボックスに向かった。ミサキはその様子を見届けると、ベッドで横になった。
疲れやすい体をしているからか、不眠症で悩んだことはほとんどない。スムーズに睡眠をとれることに、ありがたみを感じていた。
ミサキは目を瞑った。体は疲れているらしく、すぐに睡眠モードに突入した。