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322章 歯磨きと入浴

 入浴の準備を終えると、歯ブラシを手に取った。

 ミサキの歯ブラシは、1日に2~3回。起床直後、最後の食事を終えたあと+αである。αについては、気まぐれで磨かないこともある。一日に5~10食も食べるため、いつに磨いても大差はない。

 最後の食事のあとの歯ブラシは8分程度。食べかすがあちらこちらについているため、念入りに除去する。食べかすはなるべく残したくなかった。

 歯ブラシを終えると、きっちりとうがいをする。余計なものを除去することで、すっきりとした気分になれる。

 歯ブラシを終えると、お風呂のお湯は沸いていた。部屋の中でくつろいでいる女性を、お風呂に案内する。

「お風呂に入りましょう」

 DRAZは獣の目をしながら、こちらに近づいてくる。身に危険を感じたのか、額から冷や汗が流れた。

「ミサキさん、どうかしたんですか?」

「目に恐怖を感じたので・・・・・・」

「すみません・・・・・・」

「最低限の理性は保ってくださいね」

「わかりました」

 DRAZは服を脱ぐ。一つ一つの所作はていねいで、優雅さを感じられた。

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