219章 すぐに減る体重
体重測定すると、39キロと表示された。1日に2つの仕事をしたことで、2キロも痩せることとなった。
160センチで、40キロ未満はやせ過ぎである。体重を増やす目的で、パン30個を食べ、水5リットルを飲む。
「ミサキちゃん、すさまじい食欲だね」
「仕事をしたときは、たくさんの量を食べるようにしているの」
パン、水を喉に通したあと、体重計に乗った。体重計は39.3キロを示す。300グラムだけ体重を増やすことができた。
おなかの音がギュルルとなった。ミサキのおなかかなと思ったら、アヤメのおなかだった。他人のおなかの音をきいて、安心感に包まれる。
「ミサキちゃん、おなかすいたよ」
「アヤメちゃん、何か食べる?」
「麦ごはん、豆腐ハンバーグ、納豆、みそ汁を食べたい」
ミサキはメニューを聞いて苦笑いする。
「アイドルをやめても、健康食中心を続けるみたいだね」
「うん。当分は健康食中心で行くつもりだよ」
「わかった。すぐに準備するね」
「ミサキちゃん、ありがとう」
ミサキは自販機で、麦ごはん、豆腐ハンバーグ、納豆、みそ汁を注文。アヤメの体のことを考えて、より健康にいいものを選択する