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46章 友達駅の乗客の多さ

 目的地の友達駅についた。80分間の長旅ということもあって、ちょっとした疲労を感じる。

 普通列車における友達駅の乗降者はまばら。人気駅とはいっても、普通列車を利用するのは少数だ。

 友達駅のホーム全体では、4000人くらいの乗客がスタンバイ。一番の人気駅とはいっても、人数の多さにびっくりする。正確にカウントしていないものの、夢岬の3倍以上の乗客であふれている。超光特急停車駅として、輝きを放っているように見えた。

 超光特急専用のホームは人数が多く、2500人くらいがスタンバイしていた。終点まで一駅ということもあって、たくさんの客が利用する。

 超光特急の人数に対応できるよう、光特急、急行、普通とホームを分けている。乗客の安全を最優先にしている。

 夢岬駅では、超光特急と普通列車を緩急接続していた。それすらできないところが、友達駅のすごさを表現していた。

 ホームが分かれているので、乗り換えには不便だ。普通、急行から超光特急に乗り換える場合は、8~9分くらい歩く必要がある。次の超光特急に乗車するのは、厳しいといわざるを得ない。
そのこともあって、普通、急行から、光特急に乗り換える人が多い。

 友達駅の乗客に対応するため、12両列車で運用される。指定席以外の列車はすべて、2階建てを採用するなど、豪華なつくりとなっている。

 指定席については、3階建てである。1階、3階では異なる光景が広がる。

 光特急列車が友達駅に到着。電車の扉が開くと、あふれんばかりの人が降りることとなった。ざっくりであるものの、2000~2500人くらいだった。一つの停車駅にしては、破格の人数だ。

 乗客が下りたのを確認すると、ホームでスタンバイしていた人たちが一斉乗車。2500人の乗客は、あっという間にいなくなってしまった。

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