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k-37

 20:30
 二人は荷馬車でここまで来ていたので、アッシュウルフの素材を乗せて帰らせた。

 いつまでも飲んでいたら、泊まっていきそうな勢いだったしな。

 さてと、まだ時間もあるし、鍛冶仕事でもするか。

 まずは、鍛冶の材料になる、アッシュウルフの牙を鍛冶工房の材料置場に収納する。

 俺は、劣鉄製ドラム缶、もとい風呂の作成を開始する。炉に火を入れ、劣鉄のインゴットを溶かして行く。

 やってみると感じたことだが、丸い形は難しいということだ。

 急遽形はドラム缶に拘らないことにし、四角型にした。これだとパーツを作ってから溶接するだけで良い。


 カン、カン、カン。鉄を叩く音が響く。


 完成した。四角いお手ごろサイズの金属箱。もとい、風呂である。


『個体名:奥田圭吾は鍛冶Lv3を取得しました』


 俺は、同じサイズの石を浴槽に合わせて並べ、その上に浴槽を置く。木材で底板とお湯を沸かす際の蓋を作った。

 これで、五右衛門風呂の完成である。

 問題は水だが、バトルブルのいた場所に水場があったので、荷馬車で行って浴槽に汲んできても良いなと思った。

 一作業終えた俺は、水を絞ったタオルで汗を拭き、子狼を抱きかかえ、布団で眠ることにした。

 ちなみに、俺は子狼の名前をどうするか考えたが、結局、『アッシュ』と名づけることにした。

 「アッシュ!」と名前で呼ぶと、名前を気に入ったのか、「ワンッ!」と吠えて尻尾をフリフリした。

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 みなさんこんにちは! ここまでお読みいただきありがとうございます。

 ということで、お手製の五右衛門風呂をゲットしたケイゴでした。

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