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2‐2

「うむ…完璧な回答だ…だが、何故そこにいる!?」
「マグナ先輩!?」

ユキハの驚愕した声にマグナはVサインで答える。

まだ入学して数日しか経っていないが、マグナ・ゼロ・モノの3人組の人気はすでに知れ渡っていて大きな声援に囲まれた。

「お前らー、今授業中だからな!静かになー」

その一言で周囲はシンと静まり返る。

「んで、どうしてここにいるかだけど、これだよこれ」

そう言い特待生バッチを示すと、教官はぐぬぬ…と黙るしかなかった。

「心配すんなって。邪魔しに来たわけじゃないからさ。この後新入生クエストの話をするんだろ?それで迎えに来たってわけ」

マグナがそう言い席を立つと、教壇の前に立った。

「みんなの授業邪魔してごめんな!スケジュール表ですでに知っているかもしれないが、来週から2~3週間のクエストが始まる。ここで組んだメンバーは基本1年続くからな。と言っても上級生とのつながりがまだない奴らも多いと思うから明日までに1年生同士でペアを作っていてくれ。
ユキハとトウヤ、お前らは俺らとな。2年も明日合流すっから」

そう言いマグナは教壇から降りると『もういいのか?』という教官に手をひらひら振り、教室から出ていった。

教官が教壇に戻ると、ユキハとトウヤの方へ視線を向け、『頼むから、まともな特待生であってくれ…』と懇願され、2人は苦笑するしかなかった。

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