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入学式は、滞りなく遂行された。

学院長に、都市長、留軍長の長い挨拶を、トウヤは欠伸を噛み殺しながら、ユキハはまじめな顔で聞いていた。

また、特待生の挨拶ではマグナが登壇したが、特に問題なく入学式は終了し、事故が起きるのではないか…と終始ハラハラしていた教官たちはホッと胸を撫でおろしたという…

入学式後、学院全生徒に対して、念話の魔法によりマグナの声が聞こえてきた。

「やっほー!今日はみんなお待ちかねの入学式!式も終わったし、みんなで遊ぼうぜ!
ルールは簡単、魔法封じの領域内での鬼ごっこ!
俺たちの特別領域内で魔法は使用禁止!新入生の参加も大募集!!
勝者にはこのアクセサリーをプレゼントだ!これは幸せを呼び込む特別な術式が刻まれている。
時間内に、ゼロかモノにタッチできた奴が勝者だ!
さぁ、今年ゲットするのは誰だー?」

オオオオオオオー!!!

参加者がその意を叫ぶと、3か所から魔法封じの特別領域展開され、参加の意のあるものを取り込んだ後、領域は球体となり、広場に戻ってきた。

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