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第4話 神奈川廃トンネル

車はここまでか、侵入禁止の柵の前
暗闇の森の中
僕、ミコちゃん、藍原 この三人で仁王立ち!

不思議な組み合わせだ、時は3時間前にさかのぼる。

-3時間前 19:00-

今日はこの前、知り合ったドクからの依頼で
神奈川の廃トンネルで心霊調査を頼まれた。

19時にタイムカードをポチ

駐車場に向かうと心霊研究部のミコちゃんがいた。

「あれドクは?」

「部長はきません、私だけです」

「どういうこと?」

「部長は司令官なので戦場には来ないです。☝️」

「。。。😅」僕

「荷物があるのでこちらの車乗ってください🚙」

(サンバー。。。山のポルシェと言われてる
RRの軽自動車だ)

「だいぶ古いけど大丈夫?帰れなくなったりしない」

「今日は宿泊するので大丈夫です。」

(マジで!ミコちゃんとお泊まり会、ミコちゃんについて説明しよう!)

■身長148センチくらい
■黒髪、ストレートのロング
■バストはBくらい
■ぱっちりお目目で小動物みたい


「あれ、先輩なにしてるですか?」

(ドキっ)

「藍原、まだいたのか?😅」

これが藍原だ、うちの会社の後輩で
最近よく絡む。
初めはモジモジして何もはなかったけど
仕事で一緒になった時に色々話た。

■青森出身
■一人暮らし
■彼氏はいない
■物静かなのは標準語をマスターしてなく、方言がでるのが恥ずかしいらしい。
■身長156センチくらい
■バストDカップくらい


「いちゃまずいですか?そちらさんは」

「私は○○大学心霊研究部のミコといいます、これから風間さんと、とある場所に実験にいきます。」

「2人きりでいくんですか?」藍原
藍原の目線は山のポルシェに向いていた。

「荷物運ぶの手伝ってくれるなら、あなたもきますか?」ミコ

「実験とか楽しそうだからいきます!」藍原

-22:00 現在-

そして現在にいたる。。。
山奥の車両通行止めの柵の前

「何ですか、ここ?」藍原

「この先に廃トンネルがあります。まずはそこに行きます」ミコ

「ええっ⁈」藍原

「藍原さんこちらの書類にサインをお願いします。」ミコ

なんやら、何があっても責任は負いませんみたいな書類をだして藍原にサインさせていた。
僕には書類は。。。ないようだ。

「ちょっと着替えてきます💨👍」ミコ

ワンタッチの簡易脱衣所みたいのを開き、何やら着替え始めだした。

「ん?なんですかそのかっこ?😅」

ミコちゃんの姿はまさに海人(あま)さんだった。

ウエットスーツなようなものを全身に覆って
そとは白い防護服をまとっていた。

極め付けに、水中メガネ?ゴーグル
わからないがカメラ機能付きのゴーグルらしい。

「以前、現場で憑依されたことがあり、隊をみだしてしまいました。そんな憑依体質の私に部長がこのあーまースーツをつくってくれました。」

この海人スーツは暑さ5ミリのゴムで大半をカバーしているようだ。

霊体が電気物質⚡️という理論から、絶縁させ憑依させないとのこと。

一般的に霊は首の根本の脊髄から入り脳に侵入し体を乗っ取るといわれているようだ。

たしかに手足を動かしたりするのは、微弱電流で筋肉を刺激して身体がうごくので間違ってはいないのかもしれない。

次に取り出したのは、オイルランタン。。。
各自に持たされた。火を灯すがかなり暗い。🔥

これにも理由があり、霊体は人口の光源を避ける習性があり、火や自然光が良いとの事、人口の光源の場合は直接当たらないようにした方が良いらしい。

最近のYouTuberさんは、バチバチのLEDを使ってるが光源の中でまともに霊体が映った映像はなく、光と闇の境目などが多いかもしれない。

YouTubeの動画はラップ音、足音、声くらいで霊体を映像に収めたのはあまり記憶にない。

「あの方達はエンターテイナーで、撮れたらいいなぁくらいですが、私たちは必ず撮ります。」ミコ

「そして彼らはエンターテイナーとしてプロなのでリスクは犯しません、みんなが行っている、有名な場所で雰囲気を伝えればオッケーなのです。」ミコ

「トンネルはいても地縛霊、浮遊霊なのでラップ音、足音、声くらいの力しかないので肝試しにはちょうどいいと思います。」ミコ

僕らは大きな口を開けたような化け物トンネルに足を踏み入れた。

トンネルの真ん中くらいのとこまで来たところ
「水の音?」藍原
「足音か?」僕

タン、タン、タン👣

「これ足音は囮です」

「こういう時は大抵魔上!✨✨」ミコ

ミコは真上を見上げて手持ちライトを点灯させた。

「準備運動ですが、今のは撮れたと思います、ランタンの明かりで至近距離から撮影、LEDライトで霊体を引き離す」

ミコちゃん流のコンボらしい。。。

「必殺ミコバン✨」

「部長データ行きましたか?」ミコ

「宜しい!ミコくん、白い煙状のものだが動画として撮れてますよ」ドク

「地縛霊ですかね。これから本番にいきます。」ミコ

(なんなんだ、この人達。。😅)

トンネルを超えると漆黒の闇が広がっていた。

何故かトンネルより暗い感じがする。

「さぁ先に進みましょ」

道なりに暗闇の中を進む。

「今日はこの先でキャンプします。☝️」ミコ

「キャンプ?先輩どういう事ですか?」藍原

「仕方ないだろ、🥴藍原くん、みこちゃんがどうしてもっていうからさぁ、3人で仲良くお泊まりですょ👍」僕

ミコちゃんが手際よく、テントを設営し始めた。

それにしても、なんだここは?
トンネルよりも、視線、気配が半端ない。

「ちょっと2人ともいいですか?」

ミコちゃんの話によると、ここは元キャンプ場とのこと、特殊な磁場を出してるところらしく、霊体の溜まり場になってるとの事。

下級霊がくっつきくっつかれ、肉団子状態になっていてその肉団子を求めて、もののけや神たるものも現れるようだ。

万が一、もののけなどが現れたら。荷物とか関係なく、車まで突っ走れと、ライトを渡された。

テントを囲むように、カメラが設置された。
そしてタンカも。。。😩

タンカ?何故に❗️

「ミコちゃんこれ何?タンカあるけど」

「私が囮になります、もし霊に取り憑かれたら動けないかもしれないのでこれで運んでください☝️」

「えっなんで?」僕

ミコはテントに入り胸元くらいまで海人スーツを下げた。

■ミコバストBカップ → Cカップに訂正します!

「風間さんは外で周囲をみはってください、私と藍原さんは中でモニタリングしてます。☝️」


1時間くらい経過したがなにも起こらない。
視線、ざわめき、気配はあるがこう着状態。

「先輩ちょっとテントで休んだら?」藍原

仕事後で眠気マックスです。。。😰

「ありがとう、ちょっと15分くらい仮眠とる」僕

「あれ、みこちゃん?」僕

みこ殿が白目向いてますーっ藍原気付かなかったのか?馬鹿やろ

「ちょと先輩退いて」藍原

藍原がミコちゃんの背中に手を当て何が呟いていた。🙏

藍原は泣いていた。。。🥺

「帰りたい」藍原

「ん?帰る」僕

「お父さん、お母さんのところに」藍原

「先輩、上げるから離れてて」

藍原の手から光が湧いてくる。✨✨✨✨✨ミコの背中がその光を吸い込む。

ミコちゃんのうなじから、白く細長い。光の線がテントの天井目掛けて上がっていった。

「先輩タンカ!」

「へぃ!」

ミコちゃんをタンカに乗せて、車まではしって行った。💨💨💨💨💨

ヤマビル、虫、幽霊、どうでもいい、早く山のポルシェへ。。。💨💨💨💨

サンバーに戻ると、アスカちゃんと中島がいた。

「何やってんだ⁉️」僕

「ドクがもののけとか出た時の為に
フォローしろっていうからアスカと来たんだ」中島


トンネルの向こう側に何かが蠢いている。

「なんだあれ?」僕

巨大な青白い火の玉がこちらに向かってくる。

「まずいみんな固まれ」中島

中島が浄化領域を展開する。
💫💫💫💫💫💫💫💫💫
直径10mの光の輪が広がる。

火の玉は領域の向こうがわをぐるぐる回る。

「あれはこの山の妖だな」中島

腕が熱い、なんだこの熱さは。

「先輩、手から炎が🔥」藍原

僕は腕の炎を消すために腕を振り回す。

🔥🔥🔥🔥💨

振り回した弾みで僕の腕の炎が
妖に命中した。

大きな火の玉の中には、人の顔が無数にあり
苦しい表情に変わっていった。

そして妖は暴走し始めた。

「今のうちだ車に」中島


ミコちゃんも意識を取り戻しみんなで車に乗り込み、🚗猛スピードで山道をくだっていった。

「なんだったんだ妖も僕の腕も」
腕は特に火傷や怪我もない。

「取り急ぎ。研究所に向かいます」アスカ




真夜中、廃トンネルから逃げてきた僕たちはドクの自宅に着いた。🚙

「宜しい!少々待ちたまえ、結界を解除する☝️」

2階の研究室に着いた。

「はぁ疲れたぁ😩」僕

「お疲れ様でした。」ミコ、アスカ

「宜しい!席につきたまえ、今回の実験の総括をします!」ドク

「今回はミコくんの映像の他に二つの成果があります。」ドク

「皆さん独自に動いていたので私だけが全体を把握してました。」ドク

「まずは、藍原くん、貴方は何者かね?
何者なのか、貴方の言葉で聞きたい」ドク

あのキャンプ場での説明をしよう。

藍原の母方の祖母(育ての祖母)がイタコの家系らしい。しかし祖母はイタコにはならなかったようだ。

※口寄せとは降霊術(霊体を体にいれる)☝️

たが藍原は血縁を受け継いでいるため、「口寄せ」はある程度できるらしい。

生まれながら持っている能力は浄化のようだ。祓いはできない為、浄化をするとかなり体力を消耗するらしい。

※祓いは霊を取り除く、浄化は成仏させる☝️
浄化ができる、霊能者は数少ない!

霊感に対しては見えたり見えなかったり、スイッチのように切り替えがある程度できる。

「なるほど、☝️あの時の言葉は、ミコくんに
取り憑いた、霊の言葉かね?」ドク

「そうです、女の子で人でも霊でもない、妖(あやかし)に生存時から囚われて、肉体から離れた後も監視の元、あの山に地縛霊として止めさせられていたようです。」

「ミコちゃんに入り込んだのは、人の体にはいると、妖も手を出せないらしく、女の子の希望で両親がいる天国に上げました。」

「大抵の霊能者は祓いしか出来ないのに、藍原くん、素晴らしいですね」ドク

「藍原くんこの先、私たちに協力して下さい。お願いします。」ドク

「あっ、はぃ」藍原

「そしてもうひとつ!中島くん、離れててください、なんかの拍子に領域を発動されては困ります。」

「はいはい」
中島はテーブル席から離れたところに座った。

「私は見逃しませんでしたょ!アスカさん電気を消してください。」ドク

部屋が真っ暗になった。

「ん、、、下級霊で実体化は無理ですか」ドク

「ミコさん脱ぎなさい!」ドク

いきなりストリップ⁈

ミコちゃんのCカップの谷間が。。。
暗闇で見えない。😩😩

「怖がらないで、ミコくんに入ってください」ドク

「先輩、手かして」藍原

藍原が僕の手を握った、、、

「目で見るんじゃなく、オデコの奥に目があると思って集中して」藍原

「あっいるね、男の子かぁ」中島

オデコの目、オデコの目、
藍原の手がだんだん熱くなってきた。

「あっ見えた!男の子が
ミコちゃんの中に入っていくぅ」僕

「先輩、ふざけないでください。」藍原

「すみません😅」

「あの子も命懸けなの、人に入るのは下級霊にとって危険なのよ、一生上がれなくなるかもしれない」藍原

「藍原くん、彼の意思をくんで、上げてあげてください。」ドク

テントの時のように白い糸のような光が天に上がっていった。

「男の子はさっきの女の子のお兄さんだったみたい。」藍原

彼は妹のお礼が言いたかったみたいだ。
彼もまた、藍原によって天へ上がっていった。

「宜しい!私が結界を解除したのも、彼が風間さんのふところに隠れるのを見逃さなかったからです!」ドク

その後もドクのドク舌が朝方まで続いたのは知る由もない。

なんか今夜、藍原がとても近く感じた。
握られた手も暖かかった。



🌟次回予告、風俗嬢あいの知り合いの自宅が新築なのに怪現象が。。。その謎を突き止めることができるのか?」


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