月光の糸

宵野暁未

心に傷を負い、通信制高校に通う都希斗《ときと》。
ある夜、電源の入らないスマートフォンに、届くはずのないメールが着信し……。
月の照らす夜にだけ、もう居ないはずの彼女とメールで繋がる壊れたスマートフォン。
彼女の声が聞きたい。会うことが出来ないとしても。都希斗の願いは叶うのか。

この物語は、10年ほど前、友人に頼まれて、その友人のホームページに、別のペンネームで連載していた短編小説の一つです。別のペンネームを使った理由は、当時私の宵野暁未というペンネームは、友人知人同級生に割と知られていたので、「謎の作家として連載して欲しい」と依頼されたから。ギャラは得ていませんが。

当時の掲載では、スマホではなく携帯電話だったのですが、今の時代に合わせ、その部分のみ変えました。今の中高生が使っている携帯電話はスマホですよね。私もスマホに変えているし。
昔の作品なので、どうぞ細かい点はご容赦下さいませ。

ちなみに、私は当時、通信制高校で臨時講師をしており、生徒から直接対面で、或いはレポートの通信欄を通じて、色々な話を聞いていたので、様々な理由で通信制高校に通う生徒達がとても身近な存在でした。そういうわけで、主人公が通信制高校の生徒になったのですが、考えたというよりも降ってきて数時間で書いた物なので、彼女ではなく彼の方を主人公にした理由は、自分でも謎です。

私に執筆を依頼した友人は、特に親しかったわけではなかったのに、ある日突然電話してきて、私が執筆活動をしていないようだから活動の場を作ると言ったのです。意味不明でしたが、彼がいなければこの小説は書かなかったかもしれないので、感謝すべきでしょうね。彼と書きましたが、彼氏ではありませんよ。

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  • user
  • sarasa
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  • 2021年03月02日 16:15

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