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大学3年生の汐穂は、どこにでもいる普通の女子大生。全くモテないわけではないが、彼氏ができないある理由を抱えていた。今回もまたうまくいかず、飲み過ぎた翌日、目覚めるとそこにいたのは、変わった服装をした青年だった。汐穂は、その青年と1週間を過ごすことになり……。
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妊娠してから急に、なぜか桜桃が食べたくてしかたがなかった。うるうるつるつるとした見た目と歯を立てたときに表面がパツンと破れる感触、甘ったるかったり酸っぱかったりが混じりあっている匂いがたまらなかった。
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『泥田坊』(『泥田坊』『鶴巻田』『継子と鳥』) / 化野生姜
祟りが語り継がれる田んぼの地形調査に訪れた私が目にしたのは、調査用ソナーを泥の中に引き込んでいく三本の指。泥にまみれた三本のかぎ爪のような指だった。その日の深夜、私はざわつくような気配に目を覚ました。
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行きつけのスナックで飲む20年来の仲の3人組。彼ら全員から口説かれているママは、あるお客さんから聞いたという、”雲”が出てくる「北風と太陽」の話をはじめる。その意図がわかったのは、お店を出た後だった。
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『桜花舞い踊る卯月、僕ラハ涅槃ニテ酩酊ス』(『桜の樹の下には』梶井基次郎) / 灰色さん
月曜日、こわれた「君」と全てを失った僕とで久々に行く花見。電車内や道先で遭遇する、奇妙な人々や光景、そして渦巻く記憶。宴の中、やがてアルコールと桜が見せる幻惑と狂気に僕はまどろんでゆく……。
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『悪者たちの竜宮城』(『桃太郎』『こぶとり爺さん』『花咲じいさん』『浦島太郎』) / ききようた
海の青さは照らされた太陽の光と澄んだ空気によってより一層映えている。欲張りで有名な爺さんと、両ほっぺに大きなこぶを持つ爺さんは、そんな海辺で焚火をしながら冬の寒さに耐えていた。すると、近くの藪から鬼が現れ…
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単発バイトをしながら二回目の就職活動をしている僕は、「これも何かの縁」で、便利屋の仕事も引き受けるようになった。そして、春分の日に頼まれた仕事は、見知らぬ人のお墓参りで……。
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「また、やっちゃったよ」ウサギは、あんまり速く、はねて、はねたので、ウシロアシがついてきていないのに、ようやく気がついた。あわてると、後ろ足(ウシロアシ)を置いてきぼりにしてしまうのだ。心ばかり早足で、頭と心が浮足立った、かけ足になる。「まだかなぁ」
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もうすぐ小学校を卒業する「わたし」にはひとつ悩みがある。冬休みの宿題の書き初めで、「鳥」と書くところ、一本線が抜けて「烏」になってしまったのだ。教室に掲示された「烏」をみんなにからかわれ落ち込む「わたし」は、ミスをこっそり直そうとするが、そこに大好きな吉田くんが現れて……
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砂場でいじめられっ子の亀田を助けた太郎。お礼に家に招待されるが、そこは漬物のような匂いが漂う薄暗い町の小さな建物だった。騒がしい弟たち、時代遅れのゲーム機、異様に薄い麦茶。中流家庭の子 太郎の“異世界”体験記。
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