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悪夢の果てに

救急車の中には、救急隊員とトシキ、カオルがいた。

カオルは気絶しており、ベッドに横たわりながら酸素マスクと指に機械を装着されていた。

トシキが内容を説明すると、救急車は病院へと、急いだ。35分もすると病院に着いた。

病院の外では数人の医者たちがすでに待機していた。

カオルたちが救急車から降りるとすぐに集中治療所へと、運ばれていく。

トシキは本当に心配したが何も出来ずにいた。

医者の一人がカオルの救急連絡先をトシキに訪ねたが、トシキは困りながら今日の出来事を話した。

トシキは医者に言われるまま、カオルの意識が戻るまで、待つしかなかった。

トシキは席に座りながら両手の拳を握りしめて天に祈った。


病院の外では、先程カオルたちに道を聞いてきたネルモアが煤しそうな顔をしながら立ちすくんでいた。


ネルモアは言う。

(魔界女王、これからだよ、面白くなるのはね)

と不気味な微笑みをした。

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