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プロローグ;青春の始まり

はぁ、やりきった。
僕達はこの文化祭で知識、労力を全てを使いやりきった。

健二は僕と同じ様に大の字で舞台に寝転がって居て、その近くで嬉し涙を流して手を合わせてる優奈先輩と都子。
桐宮先輩は腕を組んで涼しげな顔をしてるが何処か満足げな顔で立っている。
一番の労働者なのに珍しく大人しい桐宮先輩。まぁ、やりきってはしゃぐ体力なんて残ってないのは分かる。僕だって現に疲れて寝転がってるんだし。

はぁ、ほんっと──この文化祭まで色々あったな。
今では走馬灯の様に頭の中で思い出が巡る。
喧嘩もあった、すれ違いもあった、複雑な気持ちになる事もあった。今思えば全部良い思い出だ。

ここから始まる。僕らが歩むであろう青春の一ページが。

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