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 翌日、畑で葉っぱをいじりながら、俺は物思いに耽る。

 日本にいた頃の記憶で、「布団の中で寝ていても何も変わらない」という何かの歌詞があった。

 同様のニュアンスだと思うが、「8040問題」とマスメディアが作りあげた言葉があった。

 引きこもりの40代が、80代の親に養ってもらっているのが問題なのだそうだ。

 俺は思う。

 モラトリアムの何が悪い。

 第三者が他人に何かをしろと言うのは間違っている。

 社会は個人のためにあるのであって、個人が社会のためにあるわけではない。

 何かをしろと他人に命令することは、個人を社会の犠牲にすることだ。

 俺は、社会が社畜を強要することの罪深さは身をもって経験している。

 生き方など、個人の自由だ。


 結局行き着く先は、お金の問題なのだろう。

 80代の親に寄生するのは褒められたことではないが、双方の合意があれば問題はない。

 親が心配しているのは、自分が死んだ後のことだ。

 しかし、俺はこのような状況に置かれてみて、リアルぼっちになった状況?

 それがどうしたと言いたい。

 人間、リアルぼっちになったならなったで案外何とかなるものだ。この世界には、生活保護なんてものはないのだ。

 だから俺は、社会から強制されずに、ダラダラ自由に生きたい。

 一日中小屋にひきこもって書き物をしたり、一心不乱に畑を耕したり、薪を割ったり。

 ポーション作成や鍛冶だって、誰に強制されたわけでもない。マルゴに卸しているものも、あくまで友人関係の範疇でしかない。

 俺もレスタの町の人たちに世話になっているので、全くの自給自足をしているわけではないが、それでもそう思う。

 俺の悪い癖だな。


 ――自由は理不尽に奪われる。


 冬の足音が聞こえてきている。町に行くのも既に億劫になってきた。

 俺は再び、人間との関係を断絶したいという衝動に駆られていた。

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